こんばんは、amazarashi好き好き人間のダーレクです。ちなみに名前の由来は地球外生命かもね。
- はじめに
- 01.パーフェクトライフ
- 02.ハルキオンザロード
- 03.フィロソフィー
- 04.命にふさわしい
- 05.奇跡
- 06.祈り
- 07.真っ白な世界
- 08.ワードプロセッサー
- 09.空っぽの空に潰される
- 10.月曜日
- おわりに
はじめに
自己紹介のつもりで書きましたが、10曲も紹介すると流石に長くなりました。曲ごとにテンションが違うのは仕様です。
とはいえマイブームもあったりして、一過性であろう曲も幾つかランクインしています。11月下旬に僕がよく聴いていた曲といったところでしょうか。
もちろん最新曲は自ずと候補に挙がりましたが、なんかズルいので対象は2018年上半期までとしています。
『たられば』は時期が悪く圏外となりましたが、定期的に再考する予定なのでいずれランクインするでしょう。
ラインナップを普遍的にするなら去年タワーレコード池袋店がやっていた人気投票のようになりそうですね。APOLOGIESで行われたという人気投票は新参者にはさっぱりです。
【 #amazarashi 大プッシュ店】
— タワーレコード池袋店&TOWERanime池袋店 (@TOWER_Ikebukuro) 2017年9月18日
手前味噌ですがご好評頂いた
担当作の「雨曝新聞」第3弾、無くなり次第配布を終了致します。遠方の方の為にここで「ファンが選ぶ好きな曲ランキング」を発表致します。
皆様、お待たせ致しました。
(字が小さく申し訳ありません…)#空に歌えば pic.twitter.com/9Euu3z4Zry
01.パーフェクトライフ
歌詞、曲調、裏声、全てにおいて秋田さんの腕が立っています。好きな曲について語るならこの曲を避けては通れません。もしも僕がミュージシャンだったならこんな曲を作りたい。
一番の歌詞の流れは完璧だと思っていて、落ち込んでいる時の心情を代弁してくれているようで、何ならそれ以上を無駄に抉ってるくらいで。
でも僕の一番好きな歌詞は二番冒頭のここ。
人の心に 土足で入り込んで ドアも窓も勝手に 開け放ったあなたの
おかげで僕は人生を 台無しにしちゃうような 素敵な風景に 出会えたんだ
「お前のせいで何にも手につかなくなったじゃねーか結婚しろ」と言わんばかりの“逆説的な希望”が本当に好きで、ここだけは聴く度になんだかほっこりします。
ツンデレが赤面しながら小声で「ありがとう」と呟いているみたいで萌える。
強いて言えばCメロ〜ラスサビは露骨に応援されているようで偏屈になってしまいますが、それを圧倒する総合力で僕の心を握りつぶしました。
ところで秋田さんの握力って地味に気になりますよね。ずっとギターかき鳴らしてるから意外と強そう。
02.ハルキオンザロード
まさに詩。歌詞を読むだけでドキドキしてきます。過去を懐かしむ中での怒涛の比喩表現が僕の心を舐め回してくすぐったいほど。「好き」以外でこの気持ちを言い表すのがとにかく難しいです。
気に入った表現ばかりで全てを語り尽くしたいくらいですが、一ヶ所選ぶならここ。
想像力で飛べるなら 宇宙の果てじゃなく僕の中 見たい景色を掘り返す 墓暴きみたいに掘り返す
でかい夢ほど僕らを汚す 例えば作業服のペンキ跡 ロマンチストはいつも泥まみれ
限られた文字数での絶妙な言葉選びと秋田節、情景が勝手に浮かんできます。そして寂しげなメロディに出羽さんのアレンジ。
ここからのBメロやCメロ〜ラスサビの畳み掛けも魅力的です。さり気ない彼女自慢は相変わらずムカつきますが詩的なのでセーフ。
ちなみに第一印象は『スターライト』のカップリング曲(仮)。
この2トップは僕の中では不動なので殿堂入りにしましょう。
03.フィロソフィー
まさに“最近のamazarashi”ぽい曲。めっちゃ応援歌。
この曲だけ最初から一貫して同じポジションにいるというか、印象の変わらない歌です。ずっと安定して好き。
サビ始めの2音が『空に歌えば』と一致していたり、同じようにサビに豊川さんパートがあったり、サビのメロディの雰囲気が『月曜日』と似ていたり、Bメロでサビを前借りしちゃうのが『ハルキオンザロード』とお揃いだったり、とにかくサビ周りに秋田さんの流行りが凝縮されてる説。
これが彼の行き着いた“キャッチー”なのでしょうか。
それに対して初見殺しなイントロやCメロも特徴的で頭から抜けません。僕は一時期この曲をアラームにしていましたが、クッソ有能です。飛び起きます。
うまくいかない人生の為にしつらえた陽光は
消えてしまいたい己が影の輪郭を明瞭に
悲しいかな生きてたんだ そんな風な僕だからこそのフィロソフィー
歌詞と言えばここが真っ先に思い浮かびました。先述の『パーフェクトライフ』とは真逆の“皮肉な絶望”と言いますか、秋田さんだからこそのフィーロソッフィ!
そういや初のCMタイアップということで、当時は出演者が集結するカッコいいMVを妄想したものですが、LINEの通知で「スマホと、女子高生と、哲学」って来た時の“嫌な予感”は未だに覚えています。どうしてこうなった。
04.命にふさわしい
言わずと知れた名曲。特設サイトで24時間限定公開された頃の僕はやっとフルアルバム3枚と『ラブソング』を制覇したところです。そこに突如現れた衝撃的な新曲にamazarashiの底知れなさを思い知らされます。
新曲リリースの度に思うのは「何で今までこの表現に気付けなかったんだろう」というか、毎度同じようなテーマなのに巧みにネタ切れを回避して行くなあと。
『空洞空洞』や『リビングデッド』をラジオで初めて聴いた時もそうやって感心するしかありませんでした。「明日咲くはずの花は枯れた」とか「愛が去って空いた穴(を)塞ぐための巨大な偶像」は既出でなかった事を疑うレベルの秋田さんらしい表現だと思います。
『命にふさわしい』なんて如何にもamazarashiっぽい曲名ですが、それを孕ませたヨコオタロウって一体なんなんだ。
無意識に選ぶのが 冷たさより温みなら その汚れた顔こそ 命にふさわしい
前に進む為に 理由が必要なら 怒りであれなんであれ 命にふさわしい
歌詞もですがMVは特に『NieR:Automata』を知らないと本意を理解するのは難しそうですね。僕は原作未プレイなので2Bの声優が石川由依さんということしか分かりません。
話は変わりますが秋田さんって2番にお酒要素ぶっ込むの好きですよね。電話越しに聡が酔っ払ってたり、いつもの居酒屋ではしゃぎすぎたり、酒癖悪い奴のバンに立ち小便したり。
それに比べてゲーム要素はあまり思い浮かびませんでした。「トロフィーのしてのハッピーエンド」くらい?下方修正?
05.奇跡
今まで好きだという自覚はあまり無かった曲ですが、とりあえず口ずさみたくなる歌詞とメロディしてます。落ち込んだ時やムカついた時に奇跡奇跡言ってると吹き飛んでく気がする。
ぽぽぽぽーん。
色んな事が起こるものさ 長く生きりゃそれに伴って
嬉しい事楽しかった事 もちろん逆も同じ数だけ
「こんなはずじゃない」と 思うのは僕らの傲慢で
引き金になった出来事が 過去には無数に存在する
それを一々悔やんだって 今更どうにもなりはしない
核心はもっと深いところ 僕が生まれた所以に至る
父と母の出会いから もっと言えばその血筋から
そして最後に行き着く場所は 宇宙の始まり その確率
某ネタ動画では宇宙規模の言い訳でお馴染みですが、救われるってこういうことかなって。
僕の人生観が「長生きしたい」から「楽しく生きたい」に変わったのは、この曲や『つじつま合わせに生まれた僕等』が大きく影響していると思います。
06.祈り
『ラブソング』収録曲は(表題曲を除いて)穏やかな雰囲気なものばかりですが、その中でも特に優しさに溢れた歌だと思います。東日本大震災を受けて作られた曲ですもんね。
僕らが無邪気に小学校の校庭を走り回って、新鮮な放射能をたくさん吸い込んでいる間にもamazarashiがどこかで歌ってたと思うと感慨深いものです。
今は少しだけ 落ち込んでいいよ
いつか必ず笑うと 約束するなら
「あ、祈り聴きてえ」って瞬間は大体このフレーズ目当てだったりします。僕の喜怒哀楽を秋田さんにとやかく言われる筋合いなんてまるでありませんが、言われることで気持ちが晴れる事だってあるのです。
07.真っ白な世界
初期っぽい純情でストレートな歌詞が良いですね。ぶっちゃけ普段は気に留まらないのですが、稀に聴きたい衝撃に駆られる曲です。雪の曲は隠れ名曲になりがちなイメージ。
昨日も過去も無いよ 積み重なった今を疑ったりしないで
僕はここにいるよ 確かに
視認するだけで涙腺が緩む歌詞です。僕はこういうのに弱いのに、更にあのメロディが絡むと辛い。だからあまり聴かないのかもしれませんね。なるほど、答えが出せてよかった。
08.ワードプロセッサー
武道館のお陰で評価爆上がりです。
今年の僕は『地方都市のメメント・モリ』を好んで聴く傾向があったのですが、いつもいつも2曲目の『空洞空洞』から聴き始めていました。
『後期衝動』も同じように感じていますが、別に一回聴けば十分かなという印象だったんです。
しかし変わってくのはいつも風景でごめんなさい。ライブでは疾走感あるサウンドと迫真のポエトリーが最高でした。
話は変わりますがライブ当日、物販を済ませたところで中から『自虐家のアリー』のインストが流れてたのですが、『夏、消息不明』にも聴こえるなーとか考えていたら無性にワクワクしてしまって、今まであまり聴いてこなかったこの2曲を、日が暮れるまでずっとリピートしていました。
こんな些細な事でもライブの影響は計り知れません。ましてやそれがセトリ入りともなれば脳裏に染み付くのも必然で。
09.空っぽの空に潰される
もしも秋田さんがサビで裏声を使わなかったら僕は一生音楽に興味の無い人間だったかもしれません。そんなかけがえのない思い出の塊ですが、どうやら最近は倦怠期でした。
そんな中迎えた武道館でしたが、実家のような三拍子が演奏されるや否や
「ああ、このイントロは!」
眠りから覚めた衝動で思わず左手はガッツポーズ、もう興奮するしかありません。これは前回もチラッと話しましたね。
今日が暮れて今日がやってくる 流れのままにとは行かないが
嫌なものを嫌と言ってたら こんな今日に流れ着いた
だから今日は記念日だ 戦った僕の記念日だ
ただ一つだけ問題がある 全くもって虚しい今日だ
これも『フィロソフィー』の“皮肉な絶望”に近いかもしれません。せっかく肯定したのに我に返るなよ。
僕も虚しい時はどうすりゃいいのか困ってしまいますが、その答えは秋田さんにも分からず終いのようです。
そういや僕が直近で虚しかった時は、大好きな『パーフェクトライフ』に肯定してもらってました。
しかし、それで感動してるとむしろamazarashiの恩恵を受ける為に虚しくなったんじゃないかっていう、目的と手段が逆になったような錯覚に陥ります。
つまりどういう事かと言うと、薬も過剰に摂取してたらヤク中と同義なように、amazarashiの過剰摂取も良くないんじゃないかっていう自問自答です。多分
特に現代文の授業や試験で「カタコンベ」や「ハイデガー」という言葉を見ると、その曲が勝手に脳内再生される症状は困りものでした。
何言ってんだろ、最後の曲いきます。
10.月曜日
“ノリノリコラボ”第二弾。
『月曜日の友達』も読んでようやく全貌が見えました。
そっちで詳しく語ったつもりですが、この曲がランクインした決定打はメロディにカッチリはまった歌声と歌詞です。
配信限定シングル故に他の曲と一緒に聴く機会があまり無く、効率的に洗脳されたのもあるでしょうか。
初めは正直あまり良い印象では無かったので、この過程から僕にとって一番の「スルメ曲」と言えます。
実際に原作を読んでこその歌詞やMVでしたし、続編やアニメ化を期待しちゃうくらい面白かったし惹き込まれたので、amazarashiファンとしてAmazonでポチってみてもいいと思います。
そして届いた箱をスタッフ02さんみたいにamazarashiに書き換えて遊ぼうぜ!!
- 作者:阿部 共実
- 発売日: 2017/08/30
- メディア: コミック
- 作者:阿部 共実
- 発売日: 2018/02/23
- メディア: コミック
おわりに
「好きな曲」としてまとめてもそれぞれについて語りたくなってくるし、単純に長すぎて第一回で燃え尽きる始末。
ここまで読んでくださった方がいましたらありがとうございます。そしてお疲れ様でした。拙い文章ですが、少しでも僕のamz愛が伝わったのなら幸いです。
( ˇωˇ )