雨曝しな気持ちは言葉にするべきだ

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amazarashi大好き系ブログ

「月曜日の友達」感想とamazarashi『月曜日』MVについて

こんばんは、ダーレクです。


今更ながら「月曜日の友達」を読んだので『月曜日』MVも交えつつ思ったことを吐き出したいと思います。


というか本当はこれが最初の記事の予定だったのですが、吟味してたらあっという間に三度目の月曜日。


ラーメンのスープだけを美味い美味いとゴクゴク飲み続けること7ヶ月、ようやく伸びきった麺に箸を伸ばし、2週間の時を経てついに咀嚼を終えたのでした。


マンガの感想


こういう感想はネタバレを考えるとどうしても抽象的になってしまいますが、一言で表すと「期待通り」でした。


具体的(?)には、とりあえずTwitterで「阿部共実」って検索してフォローするくらい良かったです。


秋田さんがコラボしたいと思える人にハズレはいないのだと確信しました。


本当はニーアもプレイしてみたいのですが、ゲーム欲は大人になるに連れて萎んできたので難しそうです。どうせ評判だから別にいいかとも思ったり。


初見ではキャラデザ、特に目の大きさに違和感がありましたが、慣れると逆に愛着が湧きます。水谷の猫目が可愛い。

思い返せばダンガンロンパもそうでした。


火木ちゃんは終始めちゃくちゃインクリングに見えました。スマブラ参戦おめでとう(無関係)。


試し読みできる1話にも登場するのでとりあえず読んでみてください。

yawaspi.com


ちなみに登場人物の苗字にもれなく曜日が入っているなど遊び心もあって良いですね。


内容に関してはネタバレを避けたいので一つだけ、ラストシーンで泣ける。僕はああいうことを言われるのに弱いので特に辛かったです。


月曜日の友達 (1) (ビッグコミックス)

月曜日の友達 (1) (ビッグコミックス)

  • 作者:阿部 共実
  • 発売日: 2017/08/30
  • メディア: コミック
月曜日の友達 (2) (ビッグコミックス)

月曜日の友達 (2) (ビッグコミックス)

  • 作者:阿部 共実
  • 発売日: 2018/02/23
  • メディア: コミック




MVの見え方の変化


もちろん僕はamazarashiから「月曜日の友達」を知ったので、MVを散々見た後にマンガを読んだのですが、あそこに登場するコマってほとんど原作そのものだったんですね。


「あっこのシーンは!」というものばかりで、むしろオリジナルなのは秋田ひろむ信号くらいでしょうか。


とは言っても、入水シーンやラスサビのドッツカードみたいな次々とコマが切り替わるシーンは割と見逃していたようで、デジャヴのような感覚で楽しめました。


また、MVに挟まれているノローグも読み進めるうちに回収されていき、その真意を知ることができます。てっきりあれは水谷のセリフばかりだと思っていましたが、月野のセリフも交ざっていました。しかも肝心なとこに限って。


youtu.be





『月曜日』という楽曲



結局ここが本題になるのですが、秋田さんすごくね??


正直、初めて一番の歌詞やトレーラーを見た時は「あれ、才能枯れた?」と感じていました。Bメロの一部が『コンビニ傘』の焼き直しだったり、サビのメロディーが『フィロソフィー』や『たられば』に似ていたので。


ですが2番やCメロは好きなので、“エモい”で片付けてあまり考えないようにしていた記憶があります。


しかしまあ原作を読むと見方が変わりますね。


従来の秋田節、原作を引用した部分、そしてそれを上手いこと融合した歌詞もあったりで、秋田さんすごくね??(2回目)


明日の話はとにかく嫌い 将来の話はもっと嫌い
「儚いから綺麗」とか言った 花火が永遠ならよかった


ここは恐らく秋田さんが世界観を汲み取って作ったオリジナルの歌詞だと思うのですが、秋田さんすごくね??(3回目)

ちゃっかり『ハレルヤ』が流れ弾を食らってますが気にしない。


「地球外生命」と「超能力者」に関しては、原作に登場したワードを別の役割で昇華させるという秋田っぷり。本当に1週間でデモを完成させたというなら彼は化け物。


Cメロは原作要素モリモリですが、メロディーと歌詞の相性が良すぎる。このためにハ長調がこの世に存在するんじゃないかってレベル。


ここはピアノ映えも凄まじいので、是非あまざらしver.も聴きたいです。(せめてシングルだったら弾き語りだけでも聴けたのに…!)




その他


言ってしまえばここからは愚痴ですが、今回に限ってはMVに秋田さんが出演する必要ありました?マンガの世界観を邪魔しているようにすら思えます。

でも「満月を真っ二つ切り裂いた」など、秋田さんに文字を投影するシーンは好きです。


ただ、『つじつま合わせに生まれた僕等(2017)』や『空に歌えば』には必要不可欠ですし、『フィロソフィー』でも良いアクセントになっていましたが、飽きもせず同じような演出でゴリ押すのはどうかと思います。


『リビングデッド』に至っては秋田さん自らふざけてますが大丈夫ですか?初見では爆笑しましたが音楽界のツチノコを笑いものにしたってのはなんかなぁ…。


そもそもタイポグラフィをでかでかと表示する手法から苦手なんですけどね。見てて疲れるから。あと色んなモーションでごちゃごちゃしてるのも安っぽいですし。僕のブログもそんな風に思われそうですがどうでしょう。そんな気にするほど見られてないか。


まあそこらへんも「慣れは最高の薬」とか言いますし(今作った)、いずれは何も感じなくなるんだろうなーって思います。


後味悪くなっては心外なので、ここは一つお手本のようなMVでお別れしましょう。


youtu.be


あ、そうだ。秋田さんが衝撃を受けたという「ちーちゃんはちょっと足りない」が少し無料で読めるみたいなので覗いてみませんか。僕も続きが気になったら買ってみようかと。