『さよならごっこ』にもっともっと思いを馳せる - 雨曝しな気持ちは言葉にするべきだ

こんばんは、すっかり波に乗り遅れたダーレクです。

「カップリング曲といい公式発表だけが遅いのは何なんでしょうか。」って言った数時間後にアートワーク・収録内容・フル音源の三種の神器。僕が文句言ったことに「ざまあみろ」って言われた気分です。笑

もう皆さんはだいぶ知っていると思いますが、答え合わせの意を込めてまずは…

耳コピ

憂鬱が風に散らばり吹き溜まって影になる
僕らの足音は無常を饒舌に諭す
君の瞳の深さを覗き見て狼狽える
望みなどあったでしょうか　この行く先には

おどけて笑うのは　この道が暗いから
明かりを灯すのに僕がいるでしょ

さよならごっこは慣れたもんさ　でも手を振ったら泣いちゃった
僕らの真っ赤な悲しみが　暮れる　暮れる　そして夜が来る
当たり前にやってくる明日なら「生きたい」なんて言わなかった
止せばいいのに夢見てしまう　未来　未来　君のせいなんだ

成し遂げねばならない事　三日月にぶら下げて
彷徨う夜道にすら　安堵は君の背に明るい
信じるには時間がいる　ましてや他人だから
それでも道が同じなら離れる理由もない
全てが終わったら分かち合う為に
誰かがいるでしょ　僕がいるでしょ
さよならごっこは慣れたもんさ　でも手を振ったら泣いちゃった
僕らの真っ赤な悲しみが　暮れる　暮れる　そして夜が来る
始めからそこにある愛情なら　確かめ合うことはなかった
杞憂にも連れ合う縁だから　触れる　触れる　心の襟元

辛さなら背負えるから　痛みなら分け合えるから
でも君の定めまでは肩代わり出来なかった
別れは何度目でも相変わらず悲しいから
別れる振りをするんだよ　「さよなら」の遊びだよ
「いつか必ず会える」って自分を騙す遊びだよ
いつか必ず会えるって…

さよならごっこは慣れたもんさ　でも手を振ったら泣いちゃった
僕らの真っ赤な嘘だけが　濡れる　濡れる　そして朝が来る
離れ離れになるってことは一度は一つになれたかな
諦めと呼べば後ろめたい　定め　定め　そう君は呼んだ

『さよならごっこ』ってそういう意味なんですねー。手のひらを返さざるを得ないと言うよりは、今か今かと構えていた手のひらを満を持して返した感じでした。3年連続で新年一発目は凄まじいですね。

まず一つ謝りたいのは、

「離れ離れになるってことは一度は一つになれたかな」

という歌詞について。「もっと思いを馳せる」では、

『月が綺麗』でもありましたが、「〜のは〜から」って当たり前のことを言う手法が秋田さんのブームなのでしょうか。個人的には好きな表現ですが、僕が作詞するとしたら尺稼ぎとして使うかなぁとも思ってしまったり。

とか抜かいていましたが、自決は嫌にしろ何かそれなりの償いをしたいくらいの返り討ち。ごめんなさい秋田さん僕が悪かったです。

デジャヴの話をすると、Cメロの最後は

「いつか必ず会えるって　僕は虎視眈々と描いてた」

なんて歌いたくなるメロディですね。あながち間違ってもいないかも？

youtu.be

いつものシングルで良かったー

特設サイトに飛び込んで真っ先に確認して安堵したのが『アイザック』の存在でした。待望のポエトリー枠。リークを信じずに待ち続けた甲斐がありました。一応書き進めてた「ネタ切れを嘆く記事」が無事にお蔵入りになって良かったです。再び新感覚のamazarashiを体験できると思うとワクワクが止まりません。

人の名前っぽい曲と言えば「『リタ』は何についての歌なのか問題」が少し前にありましたね。ちなみに僕はインド神話に触れる系かと思ってました。普通に利他だった。

そんな中、さっきのお蔵入り記事の中から引っ張り出したのはカップリング曲『それを言葉という』について。

純粋に初めてこの曲名を見た時、あからさまに言葉についての曲だったので「ネタ切れ中だから先を見据えて『リビングデッド』への収録を渋った曲説」が頭をよぎりました。その影響で『虚無病』と違ってミニアルバムに成れなかったんじゃないかと。

そんなわけで新言語秩序の二番煎じやんけって印象だったのですが、仮に武道館後に生まれた曲だとすればむしろ感慨深いなぁなんて思ったらもうそれにしか見えなくなったので解決しました。秋田さんがインタビューでそう答えるところまでイメトレ済みです。