こんばんは、ダーレクです。
現在、amazarashiは次なるアルバムの製作期間に入っているようですね。
先日のスタッフ日記を読んで「アルバム名ってどうなるんだろ」と疑問に思ったので公式発表前にあれこれ考えてみました。
タイトルで既に“フルアルバム”と断定していますが、こんだけシングル溜め込んどいてミニアルバムになるわけないので大丈夫でしょう🚩
・予測可能な収録曲
アルバムタイトルの予想に入る前に、僕が次のアルバムに収録されると予測している曲をおさらいしておきます。
月曜日、リビングデッド、さよならごっこ:シングル等の表題曲なので確定
独白(検閲解除済み):未だ正式リリースされていないのでほぼ確定
それを言葉という:『たられば』の例を見るにタイアップ曲は可能性大
未来になれなかったあの夜に:なんなら『フィロソフィー』のように先行配信してもいいよ
この中だと『リビングデッド』の優先順位が最も低いと思っていましたが、それ含めて6曲とも「未来になれなかった全ての夜に」ツアーにセトリ入りしたことで確信に変わりました。
・みらよるは使い回せない
ツアー前までは「未来になれなかった全ての夜に」が次のアルバムのタイトルなのだと思い込んでいましたが、秋田日記を読むにどうやらあの場限りっぽいですね。
レコーディングの進行度的にリリースは年末年始くらいになるでしょうし、来年のツアーも自ずとそのアルバムを引っ提げたものになるのでもう一度“みらよる”が使われる線は無くなりました。
・過去のアルバム名
今までのアルバムをざっくりカテゴライズすると、以下の3パターンになりました。
【アルバム名=表題曲】
爆弾の作り方、ワンルーム叙事詩、アノミー、千年幸福論、ラブソング、あんたへ、虚無病
【アルバム名=収録曲の歌詞】
ねえママ あなたの言うとおり、夕日信仰ヒガシズム
【アルバム名=全体の雰囲気など】
0.、あまざらし 千分の一夜物語 スターライト、世界収束二一一六、メッセージボトル、地方都市のメメント・モリ
「虚無病」は実質シングルなので独断で除外すると、「夕日信仰ヒガシズム」以降のアルバムは全てオリジナルの名前を持っています。
ちなみに「地方都市のメメント・モリ」は「サバービア(郊外)のメメント・モリ」という類義語が『ワードプロセッサー』に登場するので収録曲の歌詞要素も含んでいるように見えます。
https://music.apple.com/jp/album/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC/1310245448?i=1310245725&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
つまりは曲名の引用ではない且つ、“amazarashiっぽい”タイトルになるのでしょう。そりゃそうか。
最近載せられた秋田日記の歌詞を探すと『死んでるみたいに眠ってる』からの引用が最も“それっぽく”なりそうでしたが、そもそも名前の由来となった曲が日記に載せられた前例はありません。
結局、秋田さんが水面下で考えているテーマを夢想するしかなさそうです。
・ねえママ あなたの言うとおり
何かヒントが無いかと過去のインタビュー記事を探していたら面白いものを見つけました。
――ここからは新譜について聴かせてください。amazarashiはこれまで、必ず収録曲のタイトルをアルバムタイトルに命名してきました。今作では、はじめて収録曲(“性善説”)の歌詞の一節をアルバムタイトルに使っていますが、なぜ今までと異なるアプローチを選んだのでしょうか? また「ねえママ あなたの言う通り」と、単語ではなく文節とした理由も教えてもらえますか?
タイトルはいつも簡単に決めちゃうんですが、今回もそうでした。始めは『性善説』にしようと思ってたんですが、それだと仰々しいし全体のカラーが堅くなる気がして、別なものを考えていて「ねえママ あなたの言うとおり」という言葉を見つけました。とても曖昧だけど色んな意味にとらえられるし、収録曲全てに当てはまる良いタイトルだと思います。
どうやらタイトルでなければ歌詞から引用するという方向性は間違ってなさそうです。
それにしても「仰々しい」「全体のカラー堅くなる」を避けた秋田さんが3年後に「虚無病」というミニアルバムをリリースするとは変な話ですね(ライブのせい)。
・花は誰かの死体に咲く
一区切りついて別のインタビュー記事を読み返していたら衝撃の事実を知ってしまいました。
──初回限定盤Aには秋田さんの書き下ろし小説「花は誰かの死体に咲く」が同梱されます。このタイトルで小説をしたためたのはなぜですか?
初めはアルバムタイトルを「花は誰かの死体に咲く」にしようと思ったくらい、このテーマは僕にとって重要で。まだ書ききれないイメージもあったので、また違った角度から小説として書きました。言いたいことは曲も小説も同じなんですが、小説のほうがよりわかりやすく噛み砕いて書けたと思います。
それが良いアイディアならば、収録曲のタイトルを引用する可能性も0ではありませんでした。ここ最近の傾向は単なる偶然だったようです。
どっちにしろ手探りで考えねばならないことに変わりはないのですが。
https://music.apple.com/jp/album/%E8%8A%B1%E3%81%AF%E8%AA%B0%E3%81%8B%E3%81%AE%E6%AD%BB%E4%BD%93%E3%81%AB%E5%92%B2%E3%81%8F/1078148491?i=1078148802&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
・amazarashiも変わっちゃったな
最近は生活系、言葉系も終わって『さよならごっこ』『鴉と白鳥』などファンタジー系というか、少し変わった視点からの曲が増えています。『アルカホール』なんかもそうですね。
次のアルバムにもそういった曲がある程度は収録されると思うので、どれかがクローズアップされる可能性もあるかもしれません。
しかしながら、新しい視点がどうとか以前に『独白』『それを言葉という』『未来になれなかったあの夜に』『マスクチルドレン』と従来路線のストックも沢山あるので、そっち系を汲み取った無難なタイトルが現実的な気がしました。
そこに絞ったところで相変わらず無謀な予想なんですけどね。
「地方都市のメメント・モリ」も初見では「なんじゃそのヘンテコな組み合わせェ…」って困惑していたのに今ではしっくりきているので、
初見は戸惑いつつも、なんだかんだamazarashiだなあと思わされるタイトルを秋田さんなら考えてくるはず。
・没タイトルたち
ここまで長々と同じようなことを繰り返してきましたが、結局まだ見ぬアルバム曲のタイトルを予想するのが最も勝算のある方法だという結論に至りました。
以下、僕の考えた何とも言えないタイトルたちです。アーメン。
『スリーピングライクデッド』
「死んでるみたいに眠ってる」を単純に英訳しました。
少しだけ『リビングデッド』との繋がりも持てるのですが、なんせ長いカタカナは読みにくいので没です。“ライフイズビューティフル”くらいが限度でしょう。
でもこれくらい抽象的だとは思うんだよなぁ。
『人喰い山姥』
なんとなく日本の伝説系を考えてみた結果、「ミュージシャン秋田ひろむ」と言わんばかりの自己紹介が出来上がりました。
そもそも僕の予想では『月曜日』や『それを言葉という』が収録されるはずなので、こんなに偏ったタイトルをわざわざ付ける理由もありませんね。
前作で言えば『ぼくら対せかい』くらい包括的なタイトルになるはず。
『千鳥足のハックルベリー』
“地方都市”は『タクシードライバー』で既出だったワードだったのに倣って、過去の楽曲の印象的なワードを合体してみました。
なお、びっくりするくらい「地方都市のメメント・モリ」の語感に影響されています。
・そろそろ結論を出さなきゃ
実はこのテーマ、投稿日の1週間前からじっくり考えていたのですが、
なんだか答えを知ってしまうのも時間の問題になりそうなのでここらで結論を出しました。
『カタストロフィックダウン』
えっと、字面のダサさは時間が解決してくれると思います。僕はもう慣れました。
今度は“メメント・モリ”という言葉がamazarashiっぽさに風穴を開けたのに倣って、新しいamzワードを探してくる作戦です。
“カタストロフィ”には“悲劇的結末”だけでなく“大団円”という意味もあるようで、「そういや武道館ライブのコメントで大団円って言ってたなぁ」と思い出した僕は、早くもこの言葉に愛着が湧いてしまっています。
そして“ダウン(dawn)”と言えば“夜明け”を意味するいかにもamazarashiっぽいワードです。発音云々はアイディアルがあるので気にしない。
カタストロフィックと合わせて『マスクチルドレン』に登場する印象的なワード「最低な朝焼け」に寄せたつもりなんですがどうでしょうか。
『パーフェクトライフ』に出てくる「人生を台無しにしちゃうような素敵な風景」という歌詞も意識しました。
https://music.apple.com/jp/album/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95/621253762?i=621254356&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
アルバム曲のタイトル理論は結局すっ飛ばしていますけど…。
どちらにせよ、『マスクチルドレン』がアルバムに収録されることが前提になってしまったので確固たる自信はありませんが、これ以上しっくりくる言葉も思いつかないので半ばギブアップです。
(少なくとも日本語風にすべきだったかも)
さて、あとは秋田さんが考案した本物にびっくりするだけですね。楽しみ〜。