「令和二年、雨天決行」の2曲目、『世界の解像度』のMVが年をまたいで急に公開されたということで、早速観てきました。ダーレクです。
てかリリースから1ヶ月越しって過去最長のタイムラグじゃないですか?『帰ってこいよ』の1週間でも驚いたのに。
今後はニューアルバム発売後も気が抜けなくなりそうですね。(って言った途端に来なくなるんでしょ)
感想はまさにタイトル通りで、よくわかりませんでした。
従来のamazarashiのMVは、主に
- YKBXワールド全開(わかりづらい)
- SIXワールド全開(わかりやすい)
- 他の監督によるMV(わかりやすい)
の3パターンでした。
監督が上の2組ではないと確定しているのを踏まえると、僕に言わせれば今回は「他の監督によるMV(わかりづらい)」という新しいパターンです。
早めに断っておくと、僕はMVの「わかりやすさ」と「良し悪し」は別のものと考えています。
例えばYKBXさんなら『無題』『さよならごっこ』などテーマが汲み取りやすいものより、『夏を待っていました』のように好き勝手やってる方が趣があって好きです。まあ一番好きなのは『ジュブナイル』なんですけどね。
一方、本山敬一さん率いるSIXが作る映像は一貫してわかりやすさに長けているものの、僕の感想は「おお〜」から「は?」まで様々でした。
『空に歌えば』までは秋田さんや世界観の強みを生かしたMVで好印象でしたが、『フィロソフィー』からは後者寄りの反応が多くなった気がします。
詳しくは「独断で今までのMVをランク付けする」的な記事を書いているのでその時また。というか『世界の解像度』は早くも“規格外”に内定しちゃっています。
「最高!」だったり「ふざけてんのか」だったり、普通はそれぞれ何かしらの感想があるところですが、今回ばかりは比喩抜きで「???」でしたもの。
何とも思わ…いや、思えなかったんです。ただでさえ抽象的な歌詞にその上を往く表現の難しさ。あれは僕レベルの脳みそを破壊にしきていると言っても過言ではありません。
生と死にフォーカスしていることを念頭に置いても、男性の赤ちゃんに何かあったのかな?とか女の子が車から飛び降りてみたのは練習かな?くらいで…。
土に触れたり手を繋いだりするシーンは『命にふさわしい』の一節と通ずるものがあったので「生」の表現なんでしょうね。
監督がシンプルにamazarashiのファンだったのか、命と言えばで必然的にあのラインナップになったのかが気になるところです。
アスファルトより土 鋼鉄より人肌
まあ、この記事も考察などをしたくて書いているのではなく、ただ「わからなかった」と言うためだけに書きました。もう目的は果たしています。
僕は頭で考えながら何かを観るのはあまり得意ではありません。サスペンスや推理物は最後まで驚けるタイプだし、進撃の巨人より鬼滅の刃が好きです。
というわけで、あのMVを作った小島監督の真意はTwitterや他の方のブログを読み漁っていつか感じ取れればいいかなと。
一口で噛み切らせない姿勢は別に嫌いじゃないんです。でも横にちょっと歌詞付けてくれるだけで視覚を使った情報整理がやりやすくなるのにな〜。