雨曝しな気持ちは言葉にするべきだ

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amazarashi大好き系ブログ

「APOLOGIES 雨天決行」セトリ答え合わせ&プチ感想

1か月半前の世界から来ました。ダーレクです。


ここまで来るともはや思い出話なんですけど、セトリ予想をしたからには回収しておきたい所存です。当時の感想などもちょっとだけ。

dalek-amz.hatenablog.com


セトリ答え合わせ

  • 本物

1. 拒否オロジー
2. とどめを刺して
3. 世界の解像度
4. 14歳
5. 令和二年
6. 爆弾の作り方
7. ポルノ映画の看板の下で
8. 馬鹿騒ぎはもう終わり
9. 曇天
10. 命にふさわしい
11. 空に歌えば
12. 雨男
13. 未来になれなかったあの夜に

  • 僕の予想

1. 雨男(確定)
2. 爆弾の作り方(確定)
3. ポルノ映画の看板の下で(確定)
4. 令和二年
5. ポエジー
6. スターライト
7. 季節は次々死んでいく
8. 僕が死のうと思ったのは
9. 命にふさわしい
10. 世界の解像度
11. 太陽の羽化
12. 東京
13. 夕立旅立ち
14. 月曜日
15. マスクチルドレン
16. しらふ(補欠)
17. 美しき思い出(補欠)
18. つじつま合わせに生まれた僕等(補欠)
19. ラブソング(補欠)


真っ先にツッコミたい点は後々取り上げるとして、今回当たった曲数は3曲。予想のサムネが14歳だったから追加点とか無いですか…?

皮肉にも、一番適当だったはずの初回予想がずっと僕の最高記録です。

dalek-amz.hatenablog.com

投票曲以外の10曲をパターン分けするとこんな感じ。

①新曲(ボイコット以降)/7曲
拒否オロジー、とどめを刺して、世界の解像度、令和二年、馬鹿騒ぎはもう終わり、曇天、未来になれなかったあの夜に

②ベストアルバム/1曲
命にふさわしい

③その他/2曲
14歳、空に歌えば(実質ベスト盤)


新曲とベストが半分半分だった5周年と違い、今回はあまりにも新曲に偏っています。母数がめっちゃ削られてるのも影響していそう。


EPの曲をボイコットツアーに温存する理由はありません。だからと言って全曲を10周年ライブに投入するとも考えづらいでしょう。

限りなく正解には近付いていたのに、全ぶっぱを躊躇して『馬鹿騒ぎはもう終わり』『曇天』を取りこぼしました。ボイコットの予想では絶対に14曲入れてやるんだから。


ボイコットからの選出も弾き語り歴のある3曲という点は共通していました。まあ全部外したんですけど。

まずは僕の直感が選ぶやりそうな曲top3がこちら。

1位 未来になれなかったあの夜に
2位 帰ってこいよ
3位 抒情死

とりまこの3曲を問答無用で切り捨てます。あと「拒否オロジー〜とどめを刺して」もツアーまで3連チャンやるとは思えないので除きます。

直感信じない戦法は裏目に出たので二度とやりません。少なくとも拒否オロジー達は雑に入れておけばよかったなー。

「珍しい曲はどうせ投票で選ばれるから他はいつも通りでいいや」という思惑があったのだと推測しています。

“いつも通り”とは違いますが、この考え方はかなりいい線行っていたと思います。

f:id:Dalek_on_the_road:20210429170207p:plain
投票曲を除くと「千年幸福論」が孤立します。


結果的に、嬉しい誤算の『14歳』と盲点だった『空に歌えば』以外は完答も狙えるラインナップでした。メメントモリの豊川さん不在フィロ空歌も考慮していれば…!

空に歌えば

空に歌えば

  • amazarashi
  • ロック
  • ¥255

今思えばスタッフ日記の“これまでの軌跡”ってどういう意味だったんでしょうか。三段跳びの勢いで2017年入ってますけど……。


13曲!少ねぇ!


11曲終わり秋田さん「もう少しでおしまいです」

ダーレク「!?!!?」

秋「雨男」

ダ「キタ━(゚∀゚)━!」


秋「雨だった」

ダ「まだ終わるなまだ終わるな………」

ギタージャカジャーン

ダ「おっこれはまさかの!」


秋「あのー夜にー」

ダ「まだ終わるなまだ終わるな………」

秋「10年間!ありがとうございました!」

ダ「( 'ω')ギャァァァァァァ」

─────────────────────

11曲目『空に歌えば』までは大満足だったものの、“もう少し宣告”に度肝を抜かれてからは気が気じゃなく、感動も半減してしまいました。というか未だに最後まで観れてない感覚。


今回の13曲という曲数は「あまざらし 千分の一夜物語 スターライト」と並んでワースト1位タイです。次いで少ないのが3D紗幕の5周年ライブや理論武装解除の15曲。

前例があるから全然オッケーという訳ではなく、千分の一夜物語はアレンジ一新、弦楽器奏者の参戦、小説も書いて…と多方面で準備が大変だったであろうことは想像に難くありません。

www.amazarashi.com

そういう次元の事前準備を要さない限りは、毎年の新譜のツアーでさえ別に15曲以上のセットリストは組めていたのです。曲数増えてくのにセトリは減ってくとか年金問題かよ。


では何が原因でセットリストを削らざるを得なかったのか、適当にいくつかの仮説を用意しました。

①ブランク
②豊川さんの代打決まらず
③急なセトリ総とっかえ
④会場や演出の準備
⑤3500円ならこんなもんだろ


①〜④なら何ヶ月でも待つから万全の体制でやってほしかったなーで済みますが、地味に現実的なのは⑤の「対価分働きましたけどなにか?」ってパターン。

そういえばこのライブ、オンラインと言えど税込3500円というまあまあなお手頃価格でした。(末法独唱は3800円)

その上で楽曲リクエストがあったりサポメンが増えたりリアルタイムの映像配信になったり、前回より手間のかかってそうな割に安かったのはこういう事だったのか。じゃあ7000円払えば26曲聴けたってのかよ!!


絶対的な曲数の他にも、末法独唱で弾き語ったばかりの曲が6/13曲を占めていたのも物足りなかった要因の一つだと考えられます。こないだやってたなぁという雑念は少なからずライブへの没頭に影響を及ぼしていました。

一方、それを“やり慣れた曲”だと言うのなら合点がいく部分も。例えば新言語秩序の『ムカデ』もメメモリツアーから間髪入れずに演奏されましたが、やはり時期的に都合が良かったのでしょう。


そして「楽曲リクエスト」の存在もまた、物足りなさを助長していたように感じます。

twitter.com

こんな機会を頂いておいてワガママな話ですが、結果発表で盛り上がった分、本番で来ると分かっていてはレア曲の有難みもイマイチ感じられず。

ライブ内のMCで初めて明かす形が理想でしたが、あの中間発表で引き伸ばされていたらそれはそれで地獄だったか…。


もちろん、そういった難点に一切当てはまらない『14歳』は最強のサプライズでした。あのお楽しみイントロとオク上灰の歌の高揚感たるや。

14歳

14歳

  • amazarashi
  • ポップ
  • ¥255


豊川さんの不在やいや


普段隠れてるamazarashiの紅一点、豊川真奈美さんがでっかい声で大活躍するのがライブの醍醐味の一つでした。それが最近では豊川さんロスが当たり前になりつつあります。


『馬鹿騒ぎはもう終わり』『空に歌えば』『未来になれなかったあの夜に』など、あの力強いコーラス抜きでは致命的な楽曲が今回もいくつかセトリ入りしていました。用意されていたコーラスも小さいし、馬鹿騒ぎのユニゾン部分は用意すらされていません。


言ってしまえば今回も独唱です。


それはもちろん満足度の低下とも関係していますが、それ以前にファンとしては豊川さんが不自然に登場しなくなったことが不安でなりません。


一昨年のCDJで既に不在

買い出しに行く君を見送る

9月の秋田日記では元気

『馬鹿騒ぎはもう終わり』自宅レコーディングにも参加

現在まで体調不良等のアナウンスも特に無し


『たられば』の時と違って自宅にいる可能性が高いのに、一緒に上京は出来ない。うーん、やっぱそういう事なのかなぁと思わざるを得ないんですよね。でも幸せならOKです。


けれど大事な節目の10周年ライブに参加しない程です。THE FIRST TAKE含めこれからの活躍を過度に期待するのは無茶かもしれません。

そう考えると「理論武装解除」のサプライズは本当に奇跡だったんだなあ。

youtu.be


アプリのこと(ライブ○アーカイブ△)


欲張らずいつものスマホを使ったからか知りませんが、ライブ配信自体は特に問題なく視聴することができました。アプリはあんなに低評価だったのに。

強いていえば、冒頭の「東京!ガーデ」で少しスキップされました。まあ許す。


ところがどすこい、アーカイブのクソさはこちらに軍配が上がります。音と映像がプツプツ切れるのはもちろん、アプリからではアーカイブのページに飛べなかったのでブラウザから視聴していました。

チャプターが選べないのも地味に面倒です。事前に用意された映像でないからかもですが、丸一日待たせた割にはマジでただのアーカイブじゃねーかと。

そして配信期間が末法独唱の半分くらい。ここでチケット代が響いてる説…?


リアルタイムで観られない絶望感のCONNECT、アーカイブが雑魚すぎるFanStream、まさに一長一短って感じです。僕はライブ配信に重きを置くので、今回のアプリの方がまだマシだったと思えています。

play.google.com


一口感想コーナー

マジでただの感想です。抜けてる曲もあります。

カメラマン丸見え。目の前で秋田さんが歌ってるのにカメラに集中しなきゃならないなんて、とても自分には務まらなそうです。

おーおー部分を一緒に熱唱してたら母親がズカズカ覗きにきました。

  • 世界の解像度

上からアングルがカッコよかった。

  • 令和二年

初見のウォーキングガスマスクで吹き出しました。今回の数少ない残念紗幕。

令和Cメロの「応答せよ」で不意に「この人がミュージシャンで良かった」と心から思いました。

  • 爆弾の作り方

映像が同じままで嬉しかった。(手抜いてただけかも)

千年幸福論ライブではサビのピアノがイントロ風にアレンジされていましたが、こちらはCD通りでしたね。

  • ポルノ映画の看板の下で

紗幕のちょうど良さナンバーワン。

一昨年のツアーでざまあみろが揃ったように、どうせなら今回も『風に流離い』を入れて才能不在トリオが輝く姿が見たかったなあ。

  • 馬鹿騒ぎはもう終わり

twitter.com

ラグの模様が変わってる辺りまでは「いやーこれマジで聴きたかったんだよ」「これはやばいわありがとう」とか画面に語りかけてたのが、いつの間にか秋田さんをじっくり見つめて固まってました。

イントロのアコギが一瞬雰囲気ぶち壊してたり、メロディが難しすぎてちょいちょい歌いづらそうでしたが、そもそもこのタイミングで聴けただけで万々歳です。1番サビの「砂嵐」の音程がめちゃくちゃ綺麗だった。

紗幕のとばっちりコロナはかなり残念です。フィロソフィーMVのようなこじつ系不快感を覚えました。こっちを令和二年に使えば良かったのに。

  • 曇天

橋谷田さんの叩くドラムから本当にあの音が鳴ってたの面白くないですか?笑

このリリックがどばどばと流れ込んでくる衝撃は12月を思い出します。

ちなみに感動順だと曇天→馬鹿騒ぎ→14歳ポルノ(字面がやばい)。

  • 命にふさわしい

光トカゲの怒涛のカメラアングルチェンジわろた。

  • 雨男

新言語秩序の修正前空っぽを思い出すくらい調子悪そうでした。あと「そーいや」がちょっと変な感じ。

  • 未来になれなかったあの夜に

みらよる3番前のギターリフは相変わらず最高。「孤独な奴らが〜」で客席照らされるのはMVみたいでいいですね。

「10年間、ありがとうございました!」直後のジャーーンジャンジャンジャンの秋田さんがキレッキレのバンドマンでくそシュール。



ところで歌詞飛びメモの使い所がなかったのでねじ込んでおきますね。

「…のちからがら」「何よりも普通を望んでた少年k……あれはアレイの白色矮星─」「いないのとこは一人で」「今日も曇りだ あっ…ぁいだけマシだ旅立て」「…ぉが泣き叫ぶ声にも似た」

曇天はしゃーないです。『命にふさわしい』で間違える気配がなかったのは流石でした。



総括


山場があれもこれもとなった末法独唱に対して、こっちでアガった選曲は満場一致の『14歳』と個人的に聴きたかった『馬鹿騒ぎはもう終わり』くらいでした。

僕の中では間違いなく、amazarashiの映像作品としては過去最高の満足度です。だって不満・退屈だった点が一つも無いんですもの。

って褒め散らかしてた末法独唱と比べるなら、今回のAPOLOGIESは「まあ良かった」という感想です。


映像化はどうなるんでしょう。世界分岐以降はグッと増えたものの、フェスや海外公演は未だに貴重だったり、ボリューム的にも末法独唱のように大舟に乗ったつもりでは待てないような。

「さよならごっこ」に収録された端折りメメモリも13曲だったので、同じく何らかのタイミングでおまけとして付いてくるのかもしれませんね。


あと、その……1.01の自宅ライブは幻になっちゃうんですか??