こんばんは、おおよそ月2でカラオケ館に出没するダーレクです。
皆さんカラオケはお好きでしょうか。僕は数年前にヒトカラデビューして以来、恥を捨てて全力で歌うことの楽しさに目覚めてしまいました。(その前から風呂では熱唱してたけど)
ただしずっと悩みの種なのが、大好きなamazarashiは高音がキツくて歌えない曲が多すぎること。秋田さん基準で作られてりゃ当たり前だけど。
キーを下げて妥協しようにもコレジャナイ感で気持ち良くなれず本末転倒。となれば方法や手段は選べず、歌える歌だけを歌うしかありません。
つまりこの記事は「歌唱難易度が低いamazarashiの曲ランキング(主観)」ってところですね。Fuc緊急事態宣言や成長期にかき回された影響で、ひっそり2年ほどアキレスと亀り続けていました。
【ダーレクの声域スペック】
裏声:音域的にはOK
hiA〜:非実用的
mid2G#:コツが必要
mid2F#〜mid2G:頑張る
〜mid2F:出る
当方、いわゆる張り上げで試行錯誤している20代男性です。音楽の成績は中高共に4だったので、かなりまあまあの音感は持っているだろうと自負しています。
詳しい自分語りは最後に置いたので、必要に応じてご覧ください。
参考までに、hiAの曲でも『性善説』『空洞空洞』『さよならごっこ』『令和二年』『火種』辺りはワンチャンを感じたことがありました。
今回ノミネートした楽曲は全て僕のコンディションが最高である場合の難易度であり、今日ダメだわって日は★2以下しかまともに歌えません。(ガチ)
★1:秋田さんの良心
『それはまた別のお話』(JOYSOUND)
高音失敗リスク:★☆☆☆☆
喉のダメージ:☆☆☆☆☆
地声:mid1E〜mid2F# 裏声:なし
高すぎず、低すぎず、裏声もなく、テンポもゆったり。どう考えてもamazarashiで一番簡単な曲です。
強いていえば「遠くに霞↑む↓う↑」「一つが→あ↑二つあって→え↑」「手を結んだら一つで→え↑」みたいなウニョウニョ語尾が無数にあるので、歌ってみる際は事前にメロディを丸暗記しておくのが吉。
今んとこDAMでは歌えないのが玉に瑕です。
『悲しみ一つも残さないで』
高音失敗リスク:★☆☆☆☆
喉のダメージ:★☆☆☆☆
地声:mid1B〜mid2G 裏声:なし
『それはまた別のお話』より最高音やその使用頻度は高いもののどんぐりの背比べ。ゆったりmid2Gはまだまだ敵ではありません。
ラストの「悲しみ!一つも!残〜さな〜いでっ!」だけは「夏と風を追〜い越〜して!」並みですが、それまでがウォーミングアップ程度なので残ったエネルギーをぶつければ楽勝です。
『吐きそうだ』
高音失敗リスク:★☆☆☆☆
喉のダメージ:☆☆☆☆☆
地声:mid1A〜mid2F# 裏声:なし
早口言葉の一歩手前を唱え続ける5分半。恐らく人前で歌うものではないんでしょうね。
「獣どもが!」
↓
「生きる…(低音)」
サビに入る1オクターブ以上の急降下が激ムズです。特に2番は間髪を入れません。逆女王蜂。
サクっと高音が出せる恵まれた方々は、こういう曲の方が相対的に難しく感じるかもしれません。ライブ映像でも秋田さん地味に大変そうですし。
あとはラップ系全般に言えることですが、カラオケでは嘘だろって音程で登録されてがちなので、正しく歌ったつもりでも全然点数が伸びないのがあるあるです。
★2:油断は禁物
『ドブネズミ』
高音失敗リスク:★★☆☆☆
喉のダメージ:★☆☆☆☆
地声:mid1B〜mid2G# 裏声:なし
地声最高音がmid2G#となって★1とは明らかに壁がありますが、★2の中では間違いなく最お手軽です。2番以降はサビが2倍になるので、あまりにも気持ち良さフルブッパな歌い方はやめておきましょう。
原曲を何百回も聴いてるはずなのに、いざ自分で歌うとなると歌い出すタイミングが意外に難しかったりします。「しb…渋谷の果て地平線♪」って何度フライングしたことか。
『スワイプ』(JOYSOUND)
高音失敗リスク:★★☆☆☆
喉のダメージ:★★☆☆☆
地声:mid1D〜mid2G 裏声:なし
露骨に高音が控えめだった故、初めて聴いた時からカラオケ実装を待ち侘びていました。
「暮れる〜陽〜を〜止〜め〜ろ〜」のタイミングがあやふやなまま初チャレンジしてみましたが、思ったよりなんとかなる印象です。
強いていえば1番と2番に間奏が存在せず、前半はノンストップで歌い切らねばならないのでペース配分は気を抜けません。
「リライトできないシナリオ!」
↓
「不景気な…(低音)」
ってのも当然難しいのと、やはり『吐きそうだ』同様にラップ調なので点数はかなり狙いづらく感じました。
★3:簡単界の最難関
『月が綺麗』
高音失敗リスク:★★★☆☆
喉のダメージ:★★☆☆☆
地声:mid1A〜mid2G# 裏声:なし
鬼門「えーえーえーえー(高音)」×4を除くと、サビやCメロ自体のメロディも良心的で★2『ドブネズミ』とさほど変わらない難易度です。それだけこの部分が不安定ということですね。
ちなみにえーえーは採点されない部分なので、プライドを捨てられる方は戦略的サボタージュもありだと思います。バチクソ簡単な曲になります。
★4:喉
『スターライト』
高音失敗リスク:★★☆☆☆
喉のダメージ:★★★★☆
地声:mid1E〜mid2G 裏声:なし
書いてある音域の割にやたらとキツいと思ったら、mid1Eが出てくるのは冒頭の「宝↑物↓も↑」だけで、実質的な最低音はアダプテッド級でした。歌いやすい曲ですよって顔しやがって!
検証初期は僕の限界値をさらに低く設定していて、早口と慢性的高音が特徴のこの曲を最難関としていた程です。
成長してある程度mid2Fを捌けるようになったことで、疲労が溜まった状態で「いぇーっへ!」を頑張るだけの曲に落ち着きました。それ故に無茶な歌い方で暴走しやすい曲でもあるので、声を枯らしてしまわないように注意して歌わねばなりません。
てか秋田さんがノリノリで歌ってるのを聴いてるだけで十分です…。
『夏を待っていました』
高音失敗リスク:★★★☆☆
喉のダメージ:★★★★☆
地声:mid1B〜mid2F# 裏声:なし
これまたスターライトと同じく音域の割にしんどい一曲です。全体の歌詞がボリューミーな上に、Bメロがずっとミ・ファ#のギコギコメロディで絶妙に歌いづらくなってます。
そんな満身創痍では「夏を〜〜〜待っていました」もあんまり気持ち良く歌えず、休憩ポイントとしか見なせないのが虚しい寂しい。聴いてる分には名曲ですが、自分で歌うにはとことん不向きな曲です。
地味にBメロのかくれんぼが2番と3番で共通しているので、音程に気を取られていると千年幸福論ライブのように六月の空を見上げそびれることも。
『14歳』
高音失敗リスク:★★☆☆☆
喉のダメージ:★★★★★
地声:mid1A〜mid2G 裏声:hiA
メロディ自体はビビるほど単調。ただしサビがあまりにも高音域をキープするため、スタミナを削られた果ての「歌うう↑〜〜〜お〜お〜お〜」が割と強敵です。所詮はmid2Gなのでゴリ押せばどうにかなるのもタチが悪い!
音程が合わせづらいのはむしろ「灰の歌 才能不在 哀悼弔い」の方ですね。Aメロも同じメロディなので矢面に立っているだけなのですが、急に発するにはあまりに難しい低音で、ライブの秋田さんがオク上に逃げていたのも納得のフレーズなのです。
『馬鹿騒ぎはもう終わり』
高音失敗リスク:★★★★★
喉のダメージ:★★★☆☆
地声:mid1B〜mid2G# 裏声:なし
好きな曲補正で練習を積んでいなければ★5にすら入らなかったんじゃないかってレベルで、サビ後の最高音「馬鹿騒ぎは!もう終わり」がひたすらに難しい曲です。(以下“馬鹿騒ぎチャレンジ”と呼ぶ)
厳密には、曲中計7回の馬鹿騒ぎチャレンジを完璧に歌い切ったことは未だありません。大抵は疑惑の音程になるか無様に裏返ります。
サビそのものも「知性は持たない〜でください」級の歌い出し殺しが連続しているため、そっちに細心の注意を払ってクリアしなければ馬鹿チャレのスタートラインにすら立てないのです。
一方で実質3番のサビが無い曲なので、喉のダメージは意外と蓄積しません。ただし万全の状態じゃないと馬鹿チャレは成功できないので、これはこれで喉が大変な曲だなあと思います。
それにしてもボイコットツアーの秋田さん、どうやってあそこまで音程ビタビタに歌えているのでしょう。生でもホントにビタビタでしたからね。
『アンチノミー』
高音失敗リスク:★★★☆☆
喉のダメージ:★★★★☆
地声:mid1A〜mid2G 裏声:hiA〜hiB
最近は居酒屋のビールくらいの頻度で歌っています。省エネで歌う分には一応歌い切れるようになったものの、音程を正したり自然な裏声を意識しようとするとまだまだ道のりは長そうです。
Cメロ初っ端の「知性は〜」とラスサビの地声最高音「それに震えるこの心は誰のもの」で裏返ることがめっちゃ多いですね。
同系統・同程度の難しさを誇る『祈り』とどちらが歌いやすいかは僕の中でも意見が分かれるところですが、あっちにはサビの慢性的ロングトーンや〆の「信じないぜ!祈りは!祈りの!まんまで!おお〜おおお〜〜〜お!」という鬼畜置き土産があるので、僅差で『アンチノミー』の方が易しいかなという印象です。
★5:偶然
『虚無病』
高音失敗リスク:★★★★☆
喉のダメージ:★★★★☆
地声:mid1E〜mid2G 裏声:なし
Bメロやサビが来る度に最高音mid2Gを歌わされるのも大概ですが、1番から2番にかけて間奏が無いのが結構な戦犯ポイントです。
それこそ前半戦はBメロの狭間くらいしか息をつく間がなく、終わる時はCメロに行くまでもなく終わります。白鍵盤メロディだからか発声はしやすいんですけどね。
バンプのカルマが最高音mid2F#の顔して間奏ゼロの意味わからん鬼畜曲なんですけど、負担のかけ方があれと似てると思います。こんにゃろう。
『夕立旅立ち』
高音失敗リスク:★★★★☆
喉のダメージ:★★★★☆
地声:lowF#〜mid2G# 裏声:なし
言わずもがな「おーおーおお!」×3というラスボスがすり潰してくるから★5なんですが、ここを突破できない日はそれ以前にラスサビの山頂をすました顔で歌えないくらいスタミナを使い込んでいるでしょう。
可唱部は少ないもののサビの割合が多く、そもそも普通に難易度の高い曲なんでしょうね。最低音の低さもamz三本の指に入りますし。
『ワンルーム叙事詩』
高音失敗リスク:★★★★☆
喉のダメージ:★★★★☆
地声:mid1A〜mid2G 裏声:mid2C#〜hiA
最高音もそこまで頻繁に使うわけでもなく、俯瞰で見れば『アンチノミー』とそこまで変わらない難易度に思えますが、この曲が厄介なのは1番サビ前に“裏声フェイク”のそこそこ長いパートがある点。「ふうーうーーうーうーうう」のやつです。
序盤で肺活量を浪費するデバフをかけられた状態でそこそこの高音域を乗り越えて行かねばならないため、よっぽど元気が有り余っている日でもないと素人には厳しい一曲でした。
逆に言えば、裏声を正しく発声できるようになれば割と易化するのかもしれません。Cメロとか歌ってて楽しいし。
『古いSF映画』
高音失敗リスク:★★★☆☆
喉のダメージ:★★★★★
地声:lowG〜mid2F# 裏声:hiA
これまた聴いてる分には名曲ですが、歌い手の喉を蔑ろにしたような要素が詰まっています。
まずはAメロからちょっとした『吐きそうだ』です。韻というか早口要素は少なめですが、一文一文がめちゃめちゃ長くブレスのタイミングに苦労します。そういや千分の一夜ライブの秋田さんも息が苦しそうでした。
いつも根拠の無い自信に駆られて歌ってみるのですが、毎回どうしてもCメロからの長〜いラスサビに返り討ちにされてしまいます。そりゃあサビが3つ固まってるようなもんだし裏声の地雷も埋まってるし、冷静に考えれば僕にはまだ早い曲だって分かるんですけどね。好きな曲なんですよね。
実は秋田さんも歌いづらいのを悟った上で意図的にセトリ入りを避けてるとか…?
『隅田川』
高音失敗リスク:★★★☆☆
喉のダメージ:★★★★★★
地声:mid1A#〜mid2F 裏声:hiA#
「地声最高音mid2Fか、余裕じゃん」と思ったあの日の自分にパンチ。初回は1番のサビすら乗り越えられなくてビビりました。
机上論ではめっちゃ簡単そうですが、サビの高音域ホールドがあまりにも猛毒です。「楽しけりゃ笑えばいいんだろ」と出てくる音がほぼ一緒です。そりゃあキツいわ。
メロディーラインはすごく綺麗でめっちゃめちゃ歌いやすく、絶好調の日に渋々再検証してギリギリクリアしました。二度と再現できる気がしません。
『つじつま合わせに生まれた僕等』
高音失敗リスク:★★★★★
喉のダメージ:★★★★☆
地声:lowF#〜mid2G# 裏声:なし
この曲は珍しく、無理だと思いつつ絶好調の日に歌ってみたらなんとかなったやつです。
『虚無病』のようにブレスの問題が深刻で、間奏以外に息をつく間が設けられておらず、途中で喉がゴロったりしたら詰みが確定します。
サビでmid2G#がまあまあ求められるので、普通に限界突破していないと捌き切れません。挑戦自体は何度か行っていますが、大抵は1番で疲れきってそのままリタイアしちゃいます。
『たられば』
高音失敗リスク:★★★☆☆
喉のダメージ:★★★★★★
地声:mid1E〜mid2G# 裏声:hiB〜hiC
やって参りました万年高音域。気持ちよさ優先で最初からぶちかましすぎると、立派な仕事で親孝行することすらままなりません。
実質的には「無い物ねだり」の「な(mid1F)」が最低音ってレベルなので、恐らく女性でも原キーで歌いやすい部類だと思います。(感想)
★5に載っているということは、一度だけ“挑戦成功”の判定を下したってことなんですけど、音程もちょっとガバかったし神様以降は死にそうな声で這いつくばって突破してたし、本当に書き連ねて良いものかギリギリまで迷いました。
amz曲の特徴
最も顕著なのは「高いCメロ→ラスサビ」の極悪コンボを搭載した楽曲が多すぎることです。今まで何人の素人が絞め殺されてきたんでしょうか。
サビのアクセント的な裏声は、スムーズに行き来できれば地声で出すよりよほど簡単なはずなのに、ぎこちなく捻り出すとコスパが悪すぎてとんでもないお邪魔虫になり得ます。「人がひとである理由が!」とか「感情を踏みにじる全てへ!」とか、僕は帰り道が苦手でわざわざ手動運転で叫んでますからね。
あとは精神論チックですが、単純に好きな曲の方が歌いやすかったりします。メロディが染み付いているのは勿論、シャワーを浴びながら無意識に練習してたりするので。
練習次第で★4〜5に食い込んできそうな楽曲はまだまだ存在します。でも『夜の歌』『とどめを刺して』辺りはもう無理そうです。
『積み木』と『海洋生命』は★2以下の有力候補なので、なる早でカラオケに実装されてもらえると嬉しいですね。
ダーレク喉の研究結果
ゼロから気持ちよく歌うには、まずは1〜2時間ほど適度に負担のかかる曲で喉を温めるのが僕のスタンダードです。
満腹だと声が出せないしエネルギー不足でも最後まで歌い切れないので、丁度良い状態を僕のやる気や都合と噛み合わせなければなりません。
沢山喋った後や運動した後、またはコスパこそ悪いですが夜遅くなんかは普段以上の爆発力を秘めていることがあります。
とはいえ正確なコンディションはカラオケでぶちまけてみるまで把握できないので、結局いつも「運」に賭けてるんですよね。難しい歌を開拓できるのは10回に1回くらい。
もう一つ、肺活量や喉キャパから成るスタミナゲージの話もしておきましょう。
意地悪な裏声や実力不相応な高音をデカい声で連発することでスタミナが少しずつ消費されていき、ペース配分を誤って曲中にゲージを使い切ってしまうとその先はどう頑張っても裏声や高音が出せなくなります。(めっちゃモンハンのイメージ)
なら小さい声で歌えばいいじゃんって話ですが、よほど覚醒してない限りは一定の声量でぶちかまし続けないと、今度は音程の射出精度(?)が見過ごせないレベルで落ちてしまいます。
つまるところ、出力を上げてスタミナを贅沢に使うほど音程をコントロールしやすくなり、その方が歌ってても楽しいという諸刃の剣なのです。
調子がいい日は変にがならずとも、高音が自動的に裏声のように柔らかくなるんですよね。自ずと中低音も無理のない発声を行えるので、結果的にスタミナの節約に繋がって気持ちよく歌い続けることができます。
駄目な日はそのオートモードが不器用でもどかしいので、僕自身が操縦桿を奪い取って筋肉と声量に物を言わせます。無論すぐ死にます。
さて、最後は被検者の参考資料コーナー。(※生声注意)
どうせ曝すなら録れたてホヤホヤをってことで、大好きな『馬鹿騒ぎはもう終わり』を投稿前日に歌ってきました。あくまでコンディションは中の中だったので、最終的にパワーで押し込んでますが…。
僕には早かった★6(?)の例として、雑に歌う分には楽しい『火種』も貼っておきましょう。(コンディション:上の下)
メロディが全体的にフルパワー発声でないと制御しづらく、スタミナ切れで尻すぼみになることが確定しています。そもそもBメロのhiAが僕の音域をはみ出ている時点で身の丈に合っていません。
同じく★6相当の『光、再考』も置いておきます。(コンディション:上の中)
メロディ自体は平坦で高得点も狙えますが、高音域ホールドに消耗させられた状態でサビを突破せねばならないという鬼畜仕様です。僕の技量では「流れ流れて〜」で絶対裏返るし、最後のシャウトもちょこっと捻り出せただけで奇跡でした。
今後ともJOYSOUNDでは「ぽぜ」って名前で全国採点に時々出没すると思うので仲良くしてください。