雨曝しな気持ちは言葉にするべきだ

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amazarashi大好き系ブログ

amazarashiがLiSAに楽曲提供するパワー展開の第2クール【NieR:Automata Ver1.1a】

こんばんは、ダーレクです。


TVアニメ「NieR:Automata Ver1.1a」は4月から第1クールの再放送をしており、そのまま7月に第2クールが始まる妄想も繰り返してきました。なんとその通りになったではありませんか。

そして今回はOP曲の情報も解禁。いくらなんでもネタ切れだろうと思っていたのに、amazarashiは楽曲提供という角度でもう一発かましてきました。

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個人的にはこの曲とアニメを噛み締めているだけでも、10月の無人ツアーまで良い子にしていられる自信があります。(そういえば宮城と東京当たりました)

地味にamazarashiとしては7ヶ月以上新曲が出ておらず、歴代トップクラスの飢饉ではあるんですけどね。残された「チ。」がどう動くかに僕らの2024年は懸かっています。


LiSA『ブラックボックス

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amazarashiの楽曲提供はいつもそうですが、夢にも見なかったまさかのコラボレーションが実現。

と言ってもLiSAさん(以下、敬称略)とはヒロアカで同じクールを共にしたことがあったり、現にこうしてあり得るタッグだったようです。

従来なら「秋田さんの声じゃないと…」って新譜の無駄遣いにモヤモヤしていそうなのに、今回はなぜか過去最速で楽曲提供を受け入れている自分がいます。いやぁおもしれぇなぁ〜って数日間ずっと呟いていました。


考えられる理由としては、そもそもamazarashiが全く絡まない主題歌を覚悟していたのと、女声の中でもLiSAの声質が好きなタイプだからという2点。

そういえば女性に歌ってもらう前提で楽曲を書き下ろすのは初めてですよね。普段あり得ない音域でamazarashi味の楽曲を聴けていることにワクワクしています。


昨年のように主題歌が爆速先行配信されるとしたら、来月には『ブラックボックス』がフルで聴けることも期待できるでしょうか。

全然カップリングで『アンチノミー』とか歌ってくれてもいいんですよ。|ω・)チラッ


PVの範囲で語りたいこと

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極め付きは「あらゆる悲しみは星を目指す」という秋田さんが使いそうな言葉尽くしのフレーズですが、「壊して“くれ”」の時点でだいぶ幻聴が聴こえる言い回しでした。

リズム感やメロディの構成もどことなく『アンチノミー』と似ていますし、なんなら最後は『ヨクト』の「せめて自分で選んだ終わり方〜」ですし、仮に作詞作曲が伏せられていても僕のアンテナは反応していた気がしますね。


歌詞については「ブラックボックスブラックボックスで」の次フレーズだけ極端に聴き取りづらく、今回の“心のバグだ”枠だと思っています。

僕は「その手は伸ばしたら距離が遠い」でファイナルアンサーとしました。空耳直送だと「そのドア壊したら〜」ですが、原作的に言いたいことが分かるのは前者かなぁと。


また、秋田さんのコメント曰く2B視点の曲なんだそうで。『アンチノミー』が9S視点だったので当然の流れですが、どういう訳か僕の思考からは抜け落ちていました。

ぶっちゃけサビの歌詞は9Sが2Bに宛てている風にしか聴こえませんけどね。それらがフラッシュバックして魘されているってことなんでしょうか。


ちなみに、サビの音域はmid2C#〜hiC#でぴったり1オクターブ、と思いきや「“知”らなかった」がmid1Eまで沈み込んでいるように聴こえます。恐らくフルになってもこの音域内です。


タイアップ妄想の答え合わせ

dalek-amz.hatenablog.com

僕は「ニーア2期でamazarashiが再タイアップする可能性は10%くらい」と考えています。参考までに1期では50%予想でした。

(中略)

ずばり『命にふさわしい』と『アンチノミー』が「NieR:Automata」を歌い尽くしているからです。


両曲ともに、第2クールの範囲までを反映させた歌詞が書かれているんですよね。「新しいやつお願いします」「はい分かりました」で同じテーマの3曲目が書けるものなんでしょうか。

もしもamazarashiが次も担うとすれば、秋田さんの手腕が僕の予測を越えてくるか、新鮮味のない絞りカスがリリースされるかのどちらかになります。


アンチノミー』よりも控えめにタイアップしたという意味では、当たらずといえども遠からずというか…。

amazarashiでもう1曲聴きたい気持ちは山々だけど、考えれば考えるほど非現実的だったし、最悪の場合はNieRファンとして「クドい」と思ってしまう懸念もありました。

結果的には秋田さんの手腕というよりも、アニメ制作陣も含めた発想の勝利によって丸く収めた印象を受けています。僕にしてみれば理想と現実の折衷案みたいなもので、控えめに言って感動しました。提案した人マジでありがとう。

メッセージ被りの回避方法として、最初に思いついたのはOP路線でした。世界観や勢いなど色んな意味で『境界線』が近いかもしれません。

9Sの感情の代弁をメインに据えて、『ムカデ』『スピードと摩擦』など畳み掛ける系のテンションで(中略)

まあ先述のインタビューを読むに、その程度で終わらせるタイアップ曲を書く訳がないので、取り入れるにしても他のエッセンスが必要になります。


「テンポを上げてOPにするならワンチャン」的な方向性はいい線行っていましたが、その上で過去2曲との差別化が困難でamazarashiにはもう無理だろう、が僕の結論で。

ざっくり書いた“他のエッセンス”ってのも歌詞の着眼点とかを指しています。物理的に歌声を女性にしてしまうのは本当に目から鱗でした。

ヒロアカの例といい、amazarashiは同じ作品に同じテンションで再突撃しない傾向にあるようですね。はてさて「チ。」の2曲目はどうなるでしょうか。

それにしても、楽曲提供というエッセンスか『ブラックボックス』という曲名のどちらかは辿り着いてもおかしくなかったよな〜。まあ辿り着けなかったんだけど!