こんばんは、ダーレクです。
生活ツアー3公演目、青森。
僕にとっては初めての青森遠征です。
千葉寄りの東京から青森までは、新幹線でも飛行機でも所要時間はほぼ同じ。ひとまず今回は前者の“全身バキバキ3時間コース”を選んでみました。
この旅で印象的だったのは、至るところでamzファンを見かけまくったこと。会場までの道のりや泊まったホテルはもちろん、翌日のあらゆる観光先にも必ず先客がいるんです。
日常ではあんなにナモナキヒトできない僕らなのに、この土日だけは世界がとっっても狭く感じました。
そもそも「青森在住の人来てね〜」というよりも「全国のガチファン集まれ〜」という思惑強めなのが地元公演ってやつなのでしょうか。そう考えると当たり前の光景だった気もしてくるし、その上でやっぱり異様だった気もしてきます。
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開演前のこと
余裕ある往路よりも早割チケットにこだわった背景があり、15時前にようやく新青森駅へと降り立ちました。小雨界の頂点みたいな雨と秋を感じる肌寒い気温を受けて、半袖の僕はリュックからコーチジャケットを取り出します。
事前に調べた段階からバスの本数が不安だったので、ホテルには寄らずにそのままライブ会場へと直行。最低限の荷物を背負うバックパッカーの特権です。
そんなこんなでリンクステーションホール青森に到着したのが15時20分。建物内をうろちょろしつつ壁紙を引き換…もうダウンロードしてあるんだよな。
家を出てから食事をしておらず本当は小腹を満たしたかったところですが、会場を離れるほどの時間的余裕もなかったため、とっとと入場待機列に並んで気を紛らわせていました。

後ろから2列目、そして右端のブロック。APOLOGIES最速先行でここまで隅っこに飛ばされたのは初めてかもしれません。イケイケキーボードを嗜む豊川さんをマークしようと意気込んでいたのに真反対じゃないか!
流石にハズレ席と呼んで差し支えないような位置でしたが、2000人規模の会場では言うほど悪くない眺望なのが不幸中の幸いです。
本ツアーでは左、中央、右とバランスよく割り振られてきたので、あとは最前列や上階のセンターを体験できたらいいなぁ。
3公演目ともなれば、開場時間中のドキドキはすっかり薄れてしまいましたね。開演予定時刻を過ぎたな〜と思ってから急に緊張してくる謎のメリハリだけ残っていました。
左後方をチラ見して扉が閉まっていることを確認した瞬間、会場も暗転して僕の第3ラウンドが幕を開けます。
セットリストと各楽曲の感想
1. 君のベストライフ
2. ナイトメア
3. 黎明期
4. 不眠症の見張り番
前口上
5. どうなったって
6. 痛覚
7. 小市民イーア
8. 帰ってこいよ
前口上
9. 収容室
10. たられば
11. アダプテッド
12. ごめんねオデッセイ
前口上
13. おんなじ髑髏
14. アンアライブ
15. 1.0
16. スターライト(ポエトリー付き)
MC
前口上
17. 生活の果てに音楽が鳴る
前口上
18. ゴースト
ツアー途中にセトリ変更をしなくなったのは、新規の紗幕映像をゴリゴリに作り込むようになったことも一因としてあるのでしょうか。
最後の変更があったボイコットツアーを思い返しても、使い切りだったのは『真っ白な世界』くらいで、他は昔ながらの映像を使い回している楽曲でした。
各地のライブハウスを細かく回らなくなったことも、労力的に似たような背景があるのかなあ。と思った話をツイートするのも匂わせになりかねないのでここにねじ込んでおきました。
『君のベストライフ』
今回はサビに入る前から絶好調オーラがありましたね。ポエトリーを雑に消化しているのではなく、意図した音程で精確にエネルギーを射出しているように感じました。
2番「海の底に沈めた」からボルテージをモリモリ上げていくパートまで完璧な火加減。
上海のフェス以外、ここまで全ての君ベスに居合わせてきた僕ですが、間違いなく過去一の完成度だったと思います。
「生活の果てに音楽が鳴る!リンクステーションホール青森!amazarashiです!」
ここの挨拶は「青森から来ました!」が会場名に置き換えられており、正直言ってなんだか物足りない響きでした。この場合は「amazarashiですよろしく!」とかの方が日本語の収まりも良さそうじゃないですかね?
「〇〇(ツアー名)!〇〇(会場名)!青森から来ました!amazarashiです!」が原文だったロスボや永遠市はどんな聞き心地だったのでしょうか。
『ナイトメア』
イントロのドラムバン!パン!を皮切りに楽曲の世界観が一気に侵食してくる点は『俯きヶ丘』と同じ気持ちよさがありますね。
Aメロの音程がシンプルに難しいことを差し引けば、これまた調子の良さそうな歌声をキープしていました。
この曲や『黎明期』『アダプテッド』『アンアライブ』などを筆頭に、ステージ後方のイメージ映像が単純な仕掛けながら巧妙な相乗効果を生んでいます。
「全部壊して〜」の扉を開くようなライト演出は、中央の客席で刮目しないと本領発揮されないようです。東京が映像化されたら1回はセンター定点カメラで収めてくれよな!
『黎明期』
1番が終わったところの間奏で秋田さんが8の字にノッていたのが印象的です。福岡のアンアライブでも豊川さんが描いていたやつ。
今回も1音目を有耶無耶にして発音したり一瞬出遅れたりしているのが目立ちましたが、単純にギターを弾くのに夢中になっているだけにも思えてきました。
紗幕映像の「火種」と「光源」にかかるエフェクトがいいですよね。
『不眠症の見張り番』
イントロもアウトロも、同期のポワポワ音と生ドラムの組み合わせが好きなんですよね。日常と非日常が交わっているようで。優しくシンバルシャンシャンシャ~ンとか。
しかしこの曲だけ、ずっと秋田さんの歌声に違和感を覚えていました。決して不調ではなさそうなのですが、大阪・福岡とは違って秋田さんのそっくりさんが歌っているみたいな…(?)
本日の「来や しないんだと」も半角スペース。サビでいつも注目している箇所はしっかり目に「受付」でした。
『どうなったって』
チェックポイントの前口上は聞いている間だけ思い出すんですけど、どういう訳か過ぎ去ってしまうと全然思い出せなくなるんですよね。どうせ来年映像化されるし今回はいっかぁ。
イントロのズンズンドラムで昨年のCDJを思い出すこともあり、個人的にとても思い入れのある一曲です。
「新幹線も飛行機も〜会いに行かなきゃだな」には毎回ツッコんでいますが、飽きもせずこりもせず禿同させてください。
曲名叫びの最終セットでは、力強いストロークに合わせて「どうなったって〜どうなったって〜えーぅえーぅえーぅーえーぅ」と身体や歌声が同じリズムで揺れていました。笑
『痛覚』
声量はずーっと最高潮でしたが、『黎明期』からこの曲らへんは音程が不安定だったと記憶しています。
2番Bメロで「“僕ら”を傷つけたから」と歌ったことも自信満々すぎて聴き流しそうになりましたが、後方の紗幕には間違いなく「誰」の字が映っていました。
本日の「凍えて!」は100点ビタビタ満点でした。
『小市民イーア』
大阪でも福岡でも紗幕映像に視線を吸われ続けて悔しい思いをしたので(?)、今回は強い意志でステージ上の5人だけをガン見していました。
イケイケ豊川さんの1曲目でもあるため、ノッている際のヘドバンが横軸でより際立って見えました。半影絵として映るamazarashiのライブだからこその味わい方かもしれません。
3番「持たざる者から始まって〜」が秋田さんのソロから始まることも、ガン見したおかげで初めて意識できた点です。ぼっちの秋田さんから徐々にスポットライトが増えていく高揚感がたまりませんね。
5人とも今日一楽しそうに弾き散らかしていて、そういえばamazarashiがロックバンドという位置付けであることを再認識。
紛れもなく『海洋生命』の後継となるノリノリ枠ですし、ツアーを完走した暁にはフェスで擦ってくれないと困りますよ。
『帰ってこいよ』
1番の「花そぞろ芽吹くとも〜」にて、ステージ周りの照明が大人しくなり、前紗幕に注ぐプロジェクターの蒼光だけに照らされていた空間が印象的でした。
「額に汗─将来─野望─人間関係」を地下鉄の路線図みたいに結んでいる裏で、橋谷田さんがスネアドラムを電車のガタンゴトンみたく鳴らしていることにも今更気付きました。
『収容室』
前口上から始まるプープーは、福岡と異なり最初からイントロと同じ間隔でしたね。
この曲も映像が作り込まれていてついつい観入ってしまう、ありがた迷惑シリーズの一角です。部屋中に段々とリリックが展開されていく2番とか、そりゃあ目で追っちゃうじゃないですか。
前回気付いた泡立て器ライトは2番サビから出現していましたね。しっかり檻らしく四角形でした。
『たられば』
機材席の方からカチッと聞こえた瞬間、橋谷田さんのスティックカウントが始まります。そりゃそうですが、紗幕映像の再生スタートが全ての基準になっていることが実感できる一幕でした。
やけにデッカイ声で「喜と楽だけで笑って生きていて!」を届けられたおかげで、初めてこの歌詞のニュアンスを理解することができました。
「(あなたは)喜と楽だけで笑って生きていて(ほしい)、それはきっと贅沢な事じゃない(から)」という願いなんですね。僕だったら超新星(?)みたいなものかと諦めていましたが、2025年10月19日にようやく氷釈。
あ、ま〜た隣の人泣かせてるよこの曲。
『アダプテッド』
アダプテッ!(クロールみたいな息継ぎ)
アダプテッ!(クロールみたいな息継ぎ)
『ごめんねオデッセイ』
今回はイントロ開始時からギターを下ろしており、少し語り始めたらすぐに賛美歌スタイルに落ち着きました。(両手を前に組むことを無意識に“賛美歌スタイル”と呼んでたけど、もしかしてミスタービーンの影響…?)
「ポエトリーよ!」の裏返り方はいつになくお手本のようでした。この日は“ぴったり100点満点”だと思える瞬間がいくつもありましたね。
3番のサビではベースを中心に重低音が凄まじく、心臓や歯にまで響いてくる爆音を咀嚼していました。
この曲のアウトロが収束した後など、暗転中に秋田さんがギターの音をお漏らしすることが今回多かったような気がしますね。
『おんなじ髑髏』
元々のびのびと歌いやすいメロディなのも相まってか、サビの音程はとりわけ完璧に渡り歩いていてたまげました。
また、この曲はサビの裏声がamazarashiの中でも上から2番目に高く、ライブで歌うと地声ゾーンと比べて迫力に欠けることが多いものです。
しかし今回は絶好調秋田さん。依然としてか細くはありますが、今までよりも存在感のある「いえいえ」でしたね。
『アンアライブ』
特に横浜アリーナを思い出す曲なんだとか、サビに入った瞬間の惹き込み力がとか、いつも通りのストロングポイントにいつも通りの興奮を灯されました。
初めて気付いた点といえば、流石にアンアライブラッシュでは豊川さんもマイクから離れてトコトコ鍵盤叩きに専念していたこと。
アウトロを締め括る「ドン!ドン!」の直前には照明くんが今にも燃え尽きそうなモノクロの点滅をするので、何セットやったか数えていなくても身構えやすかったです。
ライブ前半は通ぶって拍手の長さを調節したりしていましたが、この辺から僕の拍手も無意識にヒートアップしてきました。
『1.0』
数年前から知っている内容なので文句って程でもありませんが、紗幕の右端1列分のリリックは、トラスや照明に阻まれて座席からは見えませんでしたね。
この曲は紗幕の向こう側の秋田さんを凝視しても意外と動きが少ない反面、ラスサビの「h゙ぁなたにとっての1が!」には心底痺れさせられました。
『ロストボーイズ』の1番サビ「僕の恥が地面にはぁりついて〜」が如きあまざらしの欠片を、生声のフルスロットルで叩き込まれたら…ちょっともうあれは一生の思い出です。あれが映像化されないなんて惜しすぎる。
『スターライト』
「電脳演奏監視空間 ゴースト」から盛り上げ枠として続投されている感じが『アンアライブ』と重なって見えます。
デビュー前や千分の一夜物語から受け継がれた楽曲そのもののメッセージと、秋田さんを夜の向こうまで連れてきたという現実世界でのストーリー性、それを一曲で両面から楽しめるのって冷静に考えてズルすぎるんですよね。
1番2セット目の「いぇーっへ!」はやはり今回もサボっていました。韓国のフェスを体験した身としては、内心コール&レスポンスを振っているつもりなのかなぁと毎回頭をよぎっています。
MC
「小6でキーボード始めて、中学入ったくらいでギター始めて、中2でバンド組んで。バンドや音楽はご褒美みたいなもの、学校行って週末になったらギター引けるとかライブがあるとか、それを楽しみに頑張っている。仕事を始めてからもそうだった。音楽好きな人なら皆、お金払ってでも音楽やると思う。あと2曲やるんですけど、それが次の曲やツアータイトルの由来。音楽は全てを忘れさせてくれる。忘れさせてくれるっていうか、親が█んだことまでは忘れられないけど。気持ちを整理させてくれる。(大体こんな感じ)」
福岡ではゴーストを振り返るような内容でしたが、今回は正真正銘生活ツアーのMC。ところどころ次の言葉を考える時間を設けつつ、珍しく納得感のある形に着地していました。
初日はともかく、福岡も青森もなかなか濃いMCを聞くことができて、この点だけでも全通の恩恵をひしひしと感じています。
『どうなったって』の歌い出しと同じように、こっちのセリフなんですよね、お金を払ってでも音楽をってのは。
それにしても思わぬタイミングで重めの発言があって、特にAPOLOGIESに入っていなかった人は推察が大変だったのではないでしょうか。
『生活の果てに音楽が鳴る』
先程までとの温度差に「気持ち切り替えれねぇよ…」と思いながら前口上を聴いていましたが、イントロが始まるや否や口角がブチ上がったので全然大丈夫でした。
僕の注目していたイケイケ豊川さんの動向は、Cメロからアウトロをポロポロ弾くところまでは通常キーボード。秋田さんソロが一瞬挟まる間にイケイケキーボードへと戻っているようです。
仄暗い空間を凝視してようやく状況を把握しているので、まるでイリュージョンみたいな切り替わりでした。
『ゴースト』
これまた口上中は豊川さんの伴奏へと意識を全振りした結果、あのコードは1番Aメロ「振り返れば果てしない〜何かから隠れてた」の伴奏をそのまま弾いているだけだったことが判明。わざわざ耳コピするものでもないんかい。
伴奏を切り取るだけで、あんなに何かが始まりそうなワクワク感が湧いてくるのですね。
今回もAメロからでけぇ声だなぁと思いながら、青森ひろむのラストスパートを観守っていました。
アウトロ一発目のストロークでは、上体を振り下ろしながら右足を後ろに上げすぎて、もはやピッチャーの投球みたいな姿勢になっていましたね。
「生活の果てに音楽が..鳴る!リンクステーションホール青森!ありがとうございました!」
最後はいつものように膝をつき、暗転直前には橋谷田さんに土下座している姿が見えました。
x.com#amazarashi Live Tour 2025
— amazarashi (@amazarashi_info) 2025年10月18日
「生活の果てに音楽が鳴る」
青森公演にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
次回は10/24(金)北海道公演・カナモトホールです。 pic.twitter.com/XtAOErqnMI
間奏でギター袈裟斬りする秋田さんはどこだったかなあ。終盤だったと思うんですけど。
秋田さんの水飲みポイントも全部すっぽ抜けてしまいました。MCで「青森、ありがとうございます。」と言ってから拍手されている間とか飲んでいた気がしますが、確信が持てなくなったのでここにひっそりと置いておきます。
まとめ
噛みかけて一瞬の間が生まれることは口上含めてしばしばあったものの、がっつり飛ばした箇所は一切なくて、歌詞を間違えたのも僕の意識が確かなら『痛覚』の2番のみでしょうか。
観客の拍手と歓声がデカかった曲ランキングは『アンアライブ』『小市民イーア』『アダプテッド』の順になるでしょう。と思った矢先に『スターライト』の盛り上がりを全身に浴びて、結局よく分かんなくなっちゃいました。
「ゴースト」の曲を夏フェスで必要以上に解禁しなかったのは本ツアーに温存するためだったと思うんですけど、晴れて一般開放された以上は『小市民イーア』『アンアライブ』などもフェスで起用する選択肢に入っていてほしいですね。
自分がされて嫌なことは理論で公演中は地蔵に徹するようにしていますが、サビの入りなどで頭がピクつく曲が無かったと言えば嘘になります。今日も今日とて激アツなライブでした。
今後も平日まで休んで全部行くかはともかく、休日の公演は全国どこへでもすっ飛んでいくべきだと確信しました。
ただでさえメジャーデビューから6年出遅れているのに、これ以上amazarashiの一言一句を聴き逃している余裕なんてありません。
ちなみに、ライブ本編や聖地を巡る中で“青森公演”ならではの特別感を感じたエピソードは意外となく、いつも通りに「地方都市の遠征楽しかった〜」という気持ちで帰ってきました。
東海オンエア目当てで岡崎に赴いた時も似たような感想を抱きましたし、元来僕はそういう人間なんだと思います。「だけどそこに居合わせなきゃ僕にとって意味はないんだよ」が過去方面にも適用されているみたいな。
何はともあれ、青森にはまた来る確率の方が高いと思っているので、その時はまた別の場所を巡ってみたいですね。仮免以来のスーパーペーパードライバー故に僻地まで行くのはハードルが高いですけど。
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