雨曝しな気持ちは言葉にするべきだ

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amazarashi大好き系ブログ

【4公演目!!!!】生活の果てに音楽が鳴るツアー北海道公演の感想

こんばんは、ダーレクです。


生活の果てに音楽が鳴るツアー4公演目、札幌。

ここ1ヶ月だけで福岡、青森に続く3つ目の経県値を手に入れまして、このツアーも後半戦に突入しました。日本のバスって真ん中から乗って前から降りるのが主流なんですね。

ここまで4分の3が「週末に音楽が鳴る」だったことで、日常を生き延びたご褒美という感覚も根付きつつあります。

札幌の街は、道幅が広くて路面電車も走っているパラレルワールドの東京都心部かと思うくらい、建物がデカくて栄えていました。そんな都会の中で普通にホールが建っているのです。

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開演前のこと


京成線、飛行機、リムジンバスを乗り継ぎ、札幌に到着したのは14時半頃。

スープカレーを食べてホテルにチェックインして、16時前に壁紙だけ引き換えて、会場周辺の見どころを散歩しながら炭水化物を買い食いしていました。

本ツアー、というか今年初めての平日開催なのもあって、いつもより2時間遅い開場時間までがと〜っても長く感じられました。

カナモトホールへと戻ってきたのは開場10分前のこと。既に真冬の東京レベルで蒼褪める夜でしたが、会場の外に入場待機列が作られています。いやぁお互い大変ですね。

1階う列32番

座席が発表された時点で「よし、勝った👏👏」と意気込んでいた今回の座席。

「ちっっっっけ!これは緊張するわ!」と心の中で叫びながら着席します。普通に撮影したらロゴが画面に収まらないという贅沢な悩みも生まれるほど強烈な近さでした。(しかも最前列に誰も座らない仕様だったから実質2列目)

ただし、フェスと同じで紗幕はがっつり見上げないと視界に入らないため、基本的に映像面は諦めることになりそうな予感。『ナイトメア』の全部壊してライトとかも死角に入っていそうですし。


開場時間中のほとんどは、行きの飛行機と同じ姿勢でツアータイトルを見上げていました。

接近して初めて分かった点といえば、本場の紗幕はロールスクリーン型で丸まった下部が持ち手兼重しになっているみたいです。いかんせん他会場で確かめたことがないので、単にカナモトホールの仕様という可能性もありますけどね。

セカンド最前列なだけあって、開演前から紗幕の向こう側の出来事がそれなりに視認できます。開演10〜15分前に何度かギターテストを行った人はハットを被っておらず、なんなら2人組で来ていました。

開演時刻の1分前には、それっぽい人達がぞろぞろと入ってくる様子を確認。各々楽器を背負って位置について、動かなくなったところで暗転しました。


セットリストと各楽曲の感想

1. 君のベストライフ
2. ナイトメア
3. 黎明期
4. 不眠症の見張り番
前口上
5. どうなったって
6. 痛覚
7. 小市民イーア
8. 帰ってこいよ
前口上
9. 収容室
10. たられば
11. アダプテッド
12. ごめんねオデッセイ
前口上
13. おんなじ髑髏
14. アンアライブ
15. 1.0
16. スターライト(ポエトリー付き)
MC
前口上
17. 生活の果てに音楽が鳴る
前口上
18. ゴースト


貰ったチャンスはきっちり活かしておこうと、今回は常に秋田さんの暗黒空間をガン見していました。照明的に無理そうな時は5人をキョロキョロと順番に舐め回していたり。

紗幕の映像は1%しか見ていませんし、細かい歌詞ミスや抑揚の変化などの細かく記憶することもハナから諦めています。ずっと同じ景色を目に焼き付けてたので、文字で報告できる内容は少なめになってしまいました。


『君のベストライフ』

至近距離で斜め前にいる秋田さんを見上げる構図、完全にCDJです。その上でフェスの白紗幕よりも圧倒的に透き通っており、貫通度が桁違い。

サウンドベリーのように秋田さんの声は右上(のスピーカー)から聴こえてきましたが、ドラムのシンバルやスネアなど高めの音は、明らかに橋谷田さんの位置から聴こえてきました。これが生音ってやつか〜!

「生活の果てに音楽が鳴る!青森から来ました!amazarashiです!」


『ナイトメア』

ラスサビ歌い出しの変則ストロークは、秋田さんと全く同じタイミングでタケさんと井手上さんも連動して弾いていたんですね。

事前に懸念した通り「全部壊して〜!」のライトは全然恩恵を受けられなかったので、やはり複数公演に参戦して定点カメラポジに座る日もあった方が良さそうですね。


『黎明期』

イントロにて大人しくリードギターを全うする井手上さんの姿が印象に残りました。

今までは暴れてる時にしか印象に残りようがなかったため、接近したからこそ目の当たりにできた景色だったと思います。


不眠症の見張り番』

ここの暗転中に水色のエレキギターから茶色いアコギにチェンジ。

引きで観ていた頃は比較的のんびりと聴いていたんですけど、まじまじと秋田さんを見つめていると動きの多い曲なんですね。

「市役所職員さ受付はどこですか〜(>Д<)」って表情もめちゃめちゃ新鮮でした。


『どうなったって』

あっという間にアコギの出番が終わり、再びエレキを装備しに戻ります。このタイミングで、ギタチェン時にスタッフさんが駆け付けていることに気付きました。

「あの頃の僕にホッ………………なれてんのかな」

歌い出しは合っているのに謎のキャンセルが発生。というか秋田さんいつもここで失敗してますよね。気持ちは分からなくもないですけど。

この後の間奏で暴れていた秋田さんの黒目も光っていましたが、ご尊顔の全体像を認識するのは流石に難しかったです。


『痛覚』

ギターを替える必要がないので、簡単なチューニングだけ行って、おもむろにマイクへと吸い込ま「冷え冷〜えと!」

2番Aメロのギターでも、これまた冷静にフレーズを響かせる井手上さんを見られました。

演奏後には、観客全体が呆然としていたかのような静寂がぽっかり空いてから拍手が起こりました。そしていつにも増して間髪入れないベースが響き渡ります。


『小市民イーア』

ギター素人なのでありがたさはよく分かりませんが、調べてみると『痛覚』のサビと一つ違いの調だったようです。弦ちょいズラしですぐ次に移れるってことなんでしょうか。

「膨大なボイスメモとテキスト!」で豊川さんのスポットライトも照らされるまで、そういえばイケイケ曲でこちらを向いていることをすっかり忘れていました。今回ばかりは開演から衝撃続きだったもので。

「持たざる者から始まって〜山あり谷ありをひたすら」の秋田さんソロは、音源だとギターの音が左で小さく聴こえるだけですが、ライブでは歌声と対等にギャンギャン鳴らされるのでアツみが段違いなんですよね。


『帰ってこいよ』

「偉くならなくたって それ゙ええええでいい!」が急に全身全霊でビックリしました。


『収容室』

相変わらず紗幕映像には目もくれずに演者の皆さんをガン見していましたが、この曲は今までと比べて一段と暗いので収穫もあまりないんですよね。

秋田さんに降り注ぐ檻のような光が、足元のスモークやステージ前方から差し込むライトと掛け合わさった部分だけ真っ白く発光していて綺麗でした。


『たられば』

本日2曲目のアコギ曲ということで、暗転は比較的長めです。

なら僕が消えた方が早いか」←珍しいパターン

歌い出す限界ギリギリまで手先を見てるのか足元を見てるのか、マイクに寄るのは最後の最後なんですよね。それ故に度々歌い出しに間に合わなくなるのです。

サビで豊川さんと仲良くハモっている様子を見て、ひょっとして「あなた」とは豊川さんじゃない方の人を指しているんじゃないかと思い至りました。最近は秋田さんもその存在を隠さなくなってきましたし。

失敗も後悔もしてきた秋田ひろむの成れの果てでなければ、豊川さんとも出会わずamazarashiというバンドは結成されなかったのでしょう。

もしもの夢を見させてくれない最後のフレーズは個人的に好きでも嫌いでもありますが、少なくとも秋田さんがこの曲を歌い続けてくれることには感謝の気持ちが芽生えてきます。


『アダプテッド』

またもや1曲限りで青ギターに戻りまして…。

刺激が強すぎると記憶する容量も大きくなるようで、この辺で己のキャパシティの限界を感じ始めました。フェスでは10曲以上歌わないから今まで気付かなかったんでしょうかね。

「相談しようそうしよう煌めく星空は〜」らへんの高音を軒並み裏返っていたのが印象的でした。この後の曲に深刻なダメージが残っている訳でもなく、あまり体験したことのないパターンです。


『ごめんねオデッセイ』

そしてギターを定位置に据え置いて身軽になる秋田さん。

Aメロでは相変わらず両手を組んで、肘を前方に90°曲げていたり、今度はだらんと下ろしてみたり、「分かってる 分かってる」の辺りでは後ろに組んでみたり。

こうして手持ち無沙汰になっている姿は、恥ずかしながら「かわいい」と形容せざるを得ないホッコリさがあります。20個上のおじさんなのは理解しているんですけど。

ファーストペンギン発生率が母数に比例して下がるのか、拍手が起こらないまま次の曲が始まっちゃうんじゃないか(過言)ってくらいの間が生まれて、ビッグクランチみたいに消滅するアウトロの余韻をたっぷりと楽しむことができました。


『おんなじ髑髏』

そして再びアコギに切り替える秋田さん。

秋田さんにスポットライトが点いて前口上が始まる訳ですが、その奥に見えるタケさんのベースがあり得ない角度を向いているように見えて、その異様さに意識を持っていかれて内容が頭に入ってきませんでした。

実際にイントロが始まって明るくなると、コントラバスみたいに台に乗っけながらなのか、縦持ちして指でポロポロと弦を弾いている様子が目に飛び込んできたんですよね。素で「えなにしてんの」と口パクが漏れました。

知ってしまったからにはベースの音に耳を傾けねば!amazarashiの音楽を支える低音に変わりはないですが、その響きには確かにハープのような跳ね方を感じられたような気がしなくもないような。

ベースにも電子的なものとアコースティックなものがあるんでしょうか。言われてみれば耳コピアプリにも複数種のベースがあったなぁなんて思い返していました。

それにしても、あんな大仕掛けに気付かないまま3公演も過ごしていたんですね僕は。まあ今までは紗幕に注意を引かれ続けてきて、せめてもの抵抗に秋田さんへと視線を映すことが限界だったのでそんな気もしてきますが。

えーっと他には、Aメロをハモる豊川さんの歌声が印象に残りました。歌っている時もノッている時も変わらずニコニコしています。


『アンアライブ』

アツかったあの景色はよく覚えているのに、それを言語化する手段が限られているというもどかしさ。

一番の個人的なるほどエピソードは、アウトロ以外の「アンアライブアンアライブ…」を豊川さんが全力で詠唱していたこと。下ハモリはザラザラした音源に任せて、主旋律をガッツリ歌っているようです。

ちなみに気持ちよさそうに天井を仰いでいる時の橋谷田さんは、下からアングルだと千鳥ノブのツッコミ顔に見えました。


『1.0』

ライブアレンジのイントロが始まった途端に紗幕下部中央に0.6てるてるが出現するため、秋田さんを観察したい僕にとっては望まぬ妨害を受けていることになります。不覚にも「〇ッキー邪魔!」の声で「てるてる邪魔!」が脳内再生されました。

歴史が動き出してからも白背景が流れている間はメンバーをほとんど刮目できない時間が続きます。目ん玉かっぴらいて黒リリックの隙間に見えるロマンを探し求める不思議な時間を過ごしました。

1番が終わってからの間奏では、ノリノリ曲に比べて余裕そうにストロークを楽しむ秋田さんを拝むことができました。

「むクワレタヒトアサとか!(裏返りハイライト)」


『スターライト』

毎度のことながら、ポエトリーパートから物凄い熱量です。「夜の向こうに答えはあるのか!」を唱えきって、テケテケイントロの間に水を飲んでいました。

Cメロ終盤「鳥になるか!」辺りからは、もはや腰を振って海藻みたいに全身で揺れながら声を絞り出していました。その様子を見守るにっこり豊川さん。

ラスサビでは1回目「いぇーっへ!」を叫んだ瞬間、床が抜けたみたいに急降下したと思ったら何故か2回目に間に合うという機敏すぎる動きも楽しめました。総じて秋田さんこの曲好きすぎだろう。


MC

「札幌、ありがとうございます。」👏(水飲みタイム)

細かい言い回しはあまり覚えていないんですけど、出だしは「ふと、青森で今年の雪がすごいらしいってニュース観て、次の…次の曲をそういう時期に作ったなって。」的なことを言っていましたね。

ややこしいところで噛んだせいで『生活の果てに音楽が鳴る』と『ゴースト』のどっちがそれに該当しているのか咄嗟に分からず、秋田日記などの文献を頭の中でめくっていたら後半部分の記憶がごっそり抜け落ちてしまいました。

「退屈」「面倒」「悲しい」の3単語だけ覚えているので、そういうのがあっても音楽があるから悪くはないなってことを言っていたんじゃないでしょうか。(捨て鉢)


『生活の果てに音楽が鳴る』

新発見が印象に残ったのは2番Aメロ。熱心にマイクと向き合う秋田さんそっちのけで、井手上さん&タケさんがお互い身体ごと向き合って、セッションのようにノリノリでフレーズを鳴らしていました。

サマソニの感想記事にて「もう何年か経ったら元気に飛び跳ねたり他メンバーと背中を合わせたりしているかもしれないですね。」とか適当こいていましたが、早くもその外堀が埋められつつあるのかもしれません。

前回見逃していた豊川さんの転換ポイントもばっちり刮目。2番サビの終わり際にありました。

「風♪吹けば♪梢は♪揺れる♪」(イケイケ方面のマイク)
クルッ💨(90°右回転)
「風♪吹けば♪梢は♪揺れる♪」(正面のマイク)
──ポンポンポンポンポンポン
さっきまで春だと思ってたのに〜

という一瞬の出来事。

ここから更にイケイケへと戻るのは、やはりアウトロを一通りこなして秋田さんがギターソロを弾いている間です。そのタイミングではスポットライトが無いため、白い両手が宙を舞っていたことしか分かりませんでしたけど。

また、白黒(?)の配色のギターがメインの井手上さんもこの曲では黄色いギターを使用していましたね。ドラムの橋谷田さん以外は全員2台持ちということになります。

この前に少なくとももう一曲こっちのギターを使っていたのは覚えているのですが、使い所とその役割は把握しきっていないので残り2公演で注目してみたいですね。(座席が遠いと確かめようがない気もする)


『ゴースト』

直前のアウトロで盛り上がったまま、本日最後の口上が始まります。

再びイケイケ豊川さんをガン見していると、「僕は何も捨てずに手に入れる」の間にクルッと正面に戻ってきて、すぐさま助走コードを弾き始めていることが分かりました。

楽器の使い分けがはっきりしている弦楽器陣に比べて、豊川さんだけ曲中に完璧なタイミングで切り替えなくてはならないため人一倍大変そうに見えます。

秋田さんの決めゼリフ「またいつか、ここで会おう!」はいつもの呟きトーンではなく、スマブラソニック最後の切り札を発動した時の「決めてやる!」の高さでした。

「起承転結の起になる!」は横アリより裏返ったまま強行突破。

最後の最後「今日が僕のバースデイ!がやけに小さかった気がしますが、ひょっとしたらマイクで拾っていない生声を聴いたのでしょうか。


「生活の果てに音楽が鳴る!札幌!カナモトホール!ありがとうございました!」

x.com


水飲みにしては行って戻ってくるの早すぎだろ!と思った瞬間が暗転中にありましたけど、よく見たら汗ふきタオルも左に置いてあるみたいですね。

いずれかの曲の終盤、前紗幕に雨のようなエフェクトが流れるんですけど、間近で見ると本当に秋田さん達が雨曝しになっているようで最高の演出でした。いや〜どの曲だったかな。


ああ、前方こそ正義だ…!


前半3公演に比べると、楽曲の終盤に歌声が掠れかけることが多かったと思います。

と言っても、手に汗握って応援せずにはいられない横アリのような不調さとは異なり、ある種筆を休めずに描き続けた線のような引き算の美しさがありました。たっぷりと墨をつければまたぶっとい一撃を描いてくれますし。

視覚的にも、間奏のたびにギター弾きとして暴れ狂っていたりとか、背伸びして頭を震わせながらマイクの斜め上から歌うムーブなどの数々が印象的でした。秋田さんが全力の時は大体このどちらかだと思います。


ハットを被っている分、何気に豊川さんよりも素顔ガードが堅いのが秋田さん。曲中には「見えた!」と思いつつも、振り返ってみれば情報量は武道館ライブから特に増えていなかったりします。

強いていえば『エンディングテーマ』のMVに出てくる人の頬を10年経過させた顔立ちに見えましたね。

武道館ライブで一番視える写真

また、間近で観察しているとギターの入れ替えが激しいことも実感できます。とりわけ今回のアコギ曲はいずれも1曲ごとに役目を終えており、前後の準備が大変そうでした。

わざわざギターチェンジの際にスタッフさんが駆け付けるのは、もしかして「アコギ曲を演奏している間に舞台裏で次の楽曲用にチューニングを済ませる」的な段取りが組まれているのでしょうか。


とまあ至近距離ならではの発見や興奮が尽きない夜を越えて、実はこれこそがフェスの高揚感の正体なのではないかとも思えてきました。

つまり、単純に間近で秋田さん達を目に焼き付けることが最高の思い出に直結するのかなと。ノリノリの曲でもピクつく暇なく衝撃のパフォーマンスを叩き込まれるあの感覚。

前半3公演では強がっていましたが、とうとう「前方こそ正義」だと本能的に認めてしまったような。これは長期的に見ると知らぬが仏だったまであります。

演者と紗幕はトレードオフ故に最大限楽しめるのはどちらか一方のみ。しかし立ち位置が自由なフェスで必死こいて最前列を目指している時点で、僕の優先順位は再考するまでもありません。

自身が前方席にありつく確率を上げるためにも、キャパの小さい公演ほど要注目だという気付きを得ました。


余談ですが終演後、寒風を浴びながら有名味噌ラーメン屋の行列に並んで絶滅しそうになりました。愛知公演が終わるまでは絶対に体調を崩さないぞの意志で今から眠りにつきます。

札幌はこれまで訪れた都市の中でも、寒いこと以外はかなり好きな街かもしれません。できれば今度は避暑りたくなる季節に連れてきてください。

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