こんばんは、ダーレクです。
CDJの5週間前に耳をやっちまって耳鼻科に駆け込んだ背景がありますが、流石にamazarashiのライブを返納して年を越す選択肢など無く、12月29日は毅然とした足取りで強行参戦をキメてきました。
例年は“最高の最低保証”を抱えつつ、超有名アーティストから初耳アーティストまでゴリゴリ味見できることが、僕にとってのフェスの醍醐味でした。
しかし、現状どのくらい爆音に耐えられるのか未知数だったこともあり、残念ながら今回の狙いはamazarashi一本。滞在2時間足らずでの撤収となりました。
ましてや本来は翌30日のチケットも当選していたのですが、己の優先順位を鑑みてリセールに出品しています。近年稀に見る俺得ラインナップだっただけに痛恨の極みでした。(不徳を積んだことで次回の当選率に響かないかも心配)
14時50分からamazarashiのステージ準備が始まるということで、かなり余裕を持って(?)14時15分に会場入り。
クロークと物販のホールでは、the cabsの『camn aven』にお出迎えされて初っ端から明晰夢気分になりました。こういう場で聴き馴染みのある曲に出くわすことなど滅多になく、そもそも1年前にはあり得ないシチュエーションでしたもの。
しかしまあ、10分後には前年分のサインも写真に収め終えて、早速やれることが無くなってしまいました。
フェスに来ているのに音楽を楽しむことが制限されているせいで、行き場を失って暇な時間が発生するという意味の分からない事態です。(かと言って食事をとるにも若干物足りない長さ)
仕方なく廊下をウロウロしていると、各ステージの入口から現在進行形の音漏れが聞こえてきます。曲が始まる度にドゴドゴ響いてくる轟低音だけで、ここは本来自分がいてはいけない場所なのだと悟らされました。
あわよくばサカナクションも…と入場前は考えていましたが、自分の耳はまだまだ想像を絶するほど過敏だったようです。あれを心地よいと思える健康体ってスゴいですね。
己の無力さを痛感しながら幕張メッセの端っこで縮こまること25分、ついにGALAXY STAGEの方から轟音が聞こえなくなりました。
amazarashiの感想
ステージ転換とリハーサル
時刻は14時50分。
何週間も前からイメトレしていた通り、GALAXY STAGEのフロアに突入したらまずは“最後方のドセン”を目指します。仮にリセールで滑り込んだとしても、こんなムーブをする人は滅多にいないことでしょう。
この辺には推しの出番待ちで座り込んでいる人がちらほらいる程度のようで、あっさり目的地に張り付くことができました。アシンメトリーな配置の柱が邪魔だったため、ど真ん中からちょこっと右へスライド。
実は耳鼻科受診前にいつもの癖で前方エリアにも申し込んでしまい、問い合わせには取り下げ不可との回答を頂いたので、第1希望は責任をもって無駄遣いしました。ごめんよ10列31番🙏

準備が始まってからしばらくはReolの『No title』が流れており、今日は知ってる曲がよく流れるなぁ〜と思いながら弟に報告LINEをしていました。
そして15時を境にドラムが鳴り出します。紗幕もだいぶ上がってきましたがまだまだシワシワの様子。
ライブ用耳栓越しの聴覚情報はというと、ギターやシンバルなどが無慈悲なまでに減衰されている一方で、ベースやバスドラムなどの重低音はまったくカットされていません。
頻繁に繰り返されるズンズンブォォォ系の衝撃波に、耳の中はもちろん全身を臓器ごと震わされていました。(そもそもライブ用耳栓は高音域をカットする仕様らしい、もしかして非健康体が付けても需要がズレている…?)
時刻は15時4分になり、紗幕が『多数決』よりも細かいサイコロステーキ状になったと思ったら、今度は生活の果てに音楽が鳴るツアーの終演後と同じ赤いアートワークが映し出されます。
スモーク濃いめの僕視点だとおぼろげでしたが、何やらツアーとは異なるレイアウトで一言メッセージも刻まれているようです。ここに来て過去一の視覚的お楽しみ要素まで供給されるんですねぇ。

15時5分には毎度お馴染み『フィロソフィー』のイントロを弾きかけて、その次にはイケイケキーボードの音も観測。この時点で『小市民イーア』『生活の果てに音楽が鳴る』のうち、少なくとも一方のセトリ入りが確定しました。やったぜ。
ふと気付くと、前方エリアや機材ゾーンを囲んでいる程度だった人集りも一回り大きくなっています。amazarashi目当ての人が着々とフロア前方に集結しているようですね。
そして15時8分、リハの風物詩『夏を待っていました』がスタート。
ガガガガッジャッジャ(間奏)中に少し喋り、Bメロに入ってまた喋り、その間は伴奏に合わせて同期音源が下ハモリを歌うだけの時間が流れます。
「…なにーしてーあさってはーなにーしてー」
サビも同期コーラスの方がかなりデカい音量バランス、そのまま1番で終了。ステージ方面から柔らかな拍手が聞こえてきます。
ほとんど休む間もなく、15時11分に『夏を待っていました』をおかわり。Aメロからさっそく「ドラムをもっと低い音源でお願いします(???)」みたいなことを言っていました。
この2周目では右前方に座ってる男性も首と上半身でノっている様子が見えてにっこり。
今回も同期や楽器のチャカチャカがメインで、とりあえずサビまで走りきります。やはり1番で終了。
「ダイジョブデース」
パチパチ👏
心なしか年々、リハーサルで実際に歌う箇所が少なくなっているような気がします。
まあ秋田さんがベラベラ喋ってたり、同期音源の独擅場になっている方がレアですし、これはこれで面白いんですけどね。
リハの山場も終わって15時14分、機材ゾーンの横ラインまで人が埋まってきました。旧サイズのGALAXY STAGEならそろそろパンパンになる頃合いでしょうか。
飲食エリアへの通路を兼ねているフロア後方でも、遠慮気味なライト層がまばらに立ち止まるようになってきました。
おっと、前方に座っているグループの中から「ピアノ泥棒」ってワードが聞こえてきましたがあなた何者ですか。

この写真を収めた直後、当然ながら全く聞き覚えのないジングルでバンド名が紹介され、ついにamazarashiのアクトが幕を開けるのでした。
本編の感想
時折歌詞に詰まりかけたり変な駆け足になる場面もありましたが、ダイナミックな歌詞飛ばしは一切なく、声の調子も例年のフェスよりだいぶ安定していました。
観測地点が普段と異なることによる認知への影響はよく分かりません。音響や音圧は全く異なると思いますけどね。
全曲とも直近の公演と同じ映像が使われていたと思います。
1.『ワードプロセッサー』
ポポポポを待ち構えていたところにまさかのワープロ。2023年のサマソニぶりにトップバッターへと返り咲きました。僕はとっくに諦めて予想にも挙げなくなっていましたよ。
2025年は『君のベストライフ』に始まり『ゴースト』に終わるスタイルで一貫していたので、最後の最後にその流れを断ち切ってくるとは思ってもみませんでした。
「後期衝動vsワードプロセッサーvs最新ポエトリー」のフェス1曲目ルーレットはこれからも続いていきそうですね。
僕は正真正銘GALAXY STAGEの最後方に立ち尽くしていたので、当然ステージ上の動きはほとんど見えません。夢に出てきたような距離感で、小指の第一関節ほどしかない秋田さんを眺めようとしていました。(そして紗幕に視線を吸われるのが後方amzあるある)
しかし今回はフェスということで、両サイドのモニターに前方エリアの様子や演者のアップも映し出されていたのが助かりましたね。例年はここに注目する暇なんて無かったので新感覚です。
なお、この曲にも序盤から「背後霊」が出てくることは、眼球にリリックを叩き込まれるまですっかり忘れていました。昔から見張られながら歌を歌ってきたんですね。
「COUNTDOWN JAPAN 2025!GALAXY STAGE!青森から来ました!amazarashiです!」
2.『空に歌えば』
まさかのメメモリ出身曲が2連発。君はもう何曲目でもいけるオールラウンダーになったんだね。“とりあえず2曲目”は今まで季節の専売特許だったのに。
一瞬の静寂から急に青空が映って、神経が脳に伝えるよりも先に虚実を切り裂かれるあの流れは、慣れ親しんでいても琴線を弾き散らかされるものです。
最後方から観ても、この曲では明らかにイントロでちょっと沸いていました。サビではそこそこの割合で腕が上がっていたように見えます。
Cメロでは「雨は上がっていた!」をかなり早く言い始めていましたが、謎の器用さでラスサビには全く影響を残さず。
「あの日何か叫んでた君のこー(え!)」で弾んでいる秋田さんの姿が両サイドのモニターにでかでかと映っていました。
3.『アダプテッド』
立て続けにあのイントロが始まり、2年前の『海洋生命』ぶりに“予想は外れたけど期待は裏切られなかった”ってタイプの衝撃が走ります。
ツアーでは紗幕映像の飽きさせない展開にも見所さんが詰まっていたものの、1番Bメロの星空はこの距離からだと都会で見上げた時くらいの不明瞭さだったのが心残りです。
秋田さんの歌唱は「きらめくホォしぞらは〜」「せかいにフゥたりだけ〜」とサビの出だしを毎回ピンポイントで裏返っているのが印象的でした。
ところで、この曲の序盤にリリック光線が自分の左上から伸びていることに気付いたんですけど、amazarashiの出演日だけプロジェクターが特設されているのでしょうか。てっきり真ん中の機材ゾーンから照射しているものかと。
4.『僕が死のうと思ったのは』
4曲目がしっとり曲なのは例年通り。しかし「ゴースト」収録曲から選ばれるイメージは湧いていなかったので、個人的には何が来るのか最も予想できない枠でもありました。
今回のセットリストで唯一アコギに切り替える楽曲だからか、僕死の前後だけ静寂が長めに取られていましたね。
良くも悪くもフロア全員を棒立ちさせるバラードなので、後ろから見ていても異様に何も起こらなかった曲だと感じています。心の中でだけ何かが起きている人はいたのかもしれませんが。
5.『アンチノミー』
直近の生活ツアーで唐突にライブ皆勤賞記録が途切れて寂しくなっていましたが早速カムバック。なんてったって令和zarashiの代表曲ですから。
毎度のことながら、相対的には歌の音程が不安定そうです。僕としてはこの曲だけ突出してメロディが難しいとは感じませんが、秋田さんはいつも崩し目で乗り越えている印象があります。
ラスサビの「世界のバグだ〜」は綺麗に裏返って変なイントネーションになっていましたね。次曲のイーアがほぼ直結で始まったので、秋田さんに喉休憩がなくて大丈夫なのか心配になりました。(結果的には全然大丈夫)
間奏やアウトロ中のアドリブはなく、ゴースト音源に近いアウトロがスっと消えて一瞬の余韻を作るやつです。
6.『小市民イーア』
ツアーの時点で映像や照明は派手でしたが、幕張メッセというクソデカ空間を縦横無尽に伸び回るライトの迫力を体感できただけでもここに来た甲斐がありました。隣の飲食エリアからも見えていたのでしょうか。
それにしても「僕は死んだ」「僕が死のうと思ったのは」「感情は持たないでください」「絞首台」などなど、物騒だったりネガティブだったりする言葉がさっきから連発されていますね。
遠くからじっと眺めている人々を視界に入れながらリリックを受け取っていると、初見勢に“暗いバンド”だと印象付いていないか心配になる側面もありました。
7.『スターライト』
「COUNTDOWN JAPAN、今年もありがとうございました。来年もいい年でありますように、願って歌います。スターライト!」
MC代わりの今日一ハキハキした前口上が挟まり、ステージの方からは微かに\フォー/が聞こえます。
少し前まではツアーではよくやるけどフェスではあんまりやらない曲と認識していましたが、これにて直近フェスでは5連続でセトリ入りしたことになります。やはり秋田さんの中で大きめの再ブームが到来しているのでしょうか。
僕としては『ゴースト』の出番を今か今か待ち構えていたので、いよいよ曲数的な異変に気を取られ始めていました。どんな駆け足構成でも8曲目があるとは考えづらいですし。
1番の「いぇーっへ!」の2セット目をサボるアレンジ(?)は相変わらず。歌声はいつにも増して相当ノリノリでした。30年後も変わらぬ気迫で歌っていてほしいですね。
ちなみにノリノリ曲の腕上がり度は、後方彼氏視点だと
「空に歌えば>>スターライト>>>>>>小市民イーア>アダプテッド」といった順番。(ほぼほぼ知名度順じゃないか)
ジャーンジャカジャカ…🎸
「ありがとう(冷静)」
「COUNTDOWN JAPAN 2025、GALAXY STAGE、ありがとうございました!」



「2025年の勢いがあればトリに選ばれる可能性もあるんじゃないか」と数ヶ月前には妄想していましたが、どうやら(良くも悪くも)安定して活動している限り、今後ともamazarashiは序中盤のGALAXY STAGEに出演するバンドで在り続けそうです。
真面目な話、巨大化したこのステージに入場規制をもたらすには、アニメタイアップなどのバズりによる話題性アップが必須条件なのでしょうね。
現状はホールツアーの規模やチケット倍率がちょうど良くて助かっている反面、個人的には「野外フェスの真っ暗闇でamazarashiを見てみたい」という野望が生まれてしまったせいで、ネクストステージを見せてくれ〜と願う自分も同居するようになりました。
無論、厄介ファンが勝手に大口を叩けるほどの確固たる地位を築いたamazarashiやCDJへの感謝は大前提ですけど😘
x.comCOUNTDOWN JAPAN 25/26 GALAXY STAGE
— amazarashi (@amazarashi_info) 2025年12月29日
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
本公演をもちまして、2025年のamazarashiのライブは全て終了となりました。
来年もamazarashiをよろしくお願いします。#amazarashi#CDJ2526 pic.twitter.com/a3M54wEWe6
セトリ予想と答え合わせ
今回はセトリ予想を事前に公開しなかったので信憑性に欠けますが、どうせ当たっていないので許してください。
【本物のセットリスト】
1. ワードプロセッサー
2. 空に歌えば
3. アダプテッド
4. 僕が死のうと思ったのは
5. アンチノミー
6. 小市民イーア
7. スターライト
原曲計:31分00秒
「(MCを削って)35分の持ち時間に7曲詰め込む作戦」は、前回のCDJが異例だったのかと思いきや普通に続投。バンドマンの気持ちを切らさぬまま駆け抜けるスタイルがしっくり来ているのでしょうか。
言われてみれば、6曲セトリで余裕を持って終わったCDJ23/24はちょっぴり寂しかった記憶があります。
今回はマジで持ち時間が尽きる1分前に終わっていました。曲間の累計待ち時間はCDJ24/25よりも短かったので、普通に史上最ピチピチのセットリストだったのかもしれません。
それはそうと、直近のツアーで困惑が勝つほど詰め込まれていた「ゴースト」の収録曲は『小市民イーア』しか生き残らないという思い切った方向転換が起こっていました。
僕もここまで来たら『ゴースト』を聴く気満々で乗り込んでいたもんで、逆にお預けを食らって凹んでいる節があります。とりわけ最近は歌詞への共感が強まっていた時期でしたし。
いっそ生活ツアーの段階でこんな風に振り切ってほしかったところですが、来たるアジアツアーでの大幅なセトリ変更を望めるようになったと思えば嬉しさが勝ちますね。とはいえ海外公演だけはそのままでも良い気がしますけど。
【ダーレクの予想】
1. 君のベストライフ
2. 季節は次々死んでいく
3. 小市民イーア
4. アンチノミー
5. アンアライブ
6. ゴースト
原曲計:28分20秒
季節かナイトメアか、イーアか黎明期か、アンアライブか生活か、みたいな択から絞っていった時点で大幅な遅れをとっています。
再三ですが『君のベストライフ』『ゴースト』が揃ってセトリ落ちする展開は本当に予想外でした。ここまで来たら2025年はずっとそのテンションで行くものだと思わされていたのに、まんまと秋田さんの掌上でズッコケています。チクショー
特に生活ツアーで『アンチノミー』が脱落した今、既存曲の皆勤賞チャレンジは『ゴースト』に託されていたのですが、1ヶ月半後にあっさり収束してしまうとは…。
ヘトヘトになれないCDJを終えて
もとより覚悟の上ですが、やはり今回はフェスzarashiを万全の状態で迎えられなかった悔しさが第一印象となりますね。
直近のツアーで至近距離で秋田さん達のパフォーマンスを刮目することでしか味わえない並外れた臨場感を学習したばかりだっただけに、尚更そんな機会損失の重さを痛感させられます。
視覚的・聴覚的な寂しさに加えて、周りのリアクションにも必然的な温度差が生まれるため、やはり熱量の高い人間にとっては前方エリアこそが還るべき場所でした。
しかしながら、絶好調TLの自分が敢えて選ぶはずのない景色を見られたこともまた事実。あれはあれで貴重な体験だったな〜と数年後に思い返せていると今の僕も報われるのですが🙄
「耳鳴りが完治しないまま再びライブに行くとどうなるのか?」という人体実験としては、3曲目の途中から耳ヒリヒリ&高レベル耳鳴りが再発するという結果に。(数日後には元の水準まで回復)
悪化に至らなかった点は前向きに捉えていますが、発症5週間の時点で全快には程遠いコンディションだったことを心に留めておく必要があります。
次の予定までの猶予は3ヶ月半。今度こそは万全の状態でライブに挑めますように🏋️♂️