こんばんは、ダーレクです。
しばらく休眠していたので周回遅れとなっていますが、4月4日にamazarashiが出演した「CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2026」には触れておきたいので、遅ればせながら思い出話を記しておきます。
昨年末の僕にはあんなことやこんなことがありまして、その先の経過を深く考える前にフェスのチケットを確保したのが1月下旬。
それはそれで今度はワンマンライブの尺に耐えられる自信が薄れてきて、アジアツアー韓国公演(4/18)のチケットを返納したのが2月上旬。
3月下旬頃にようやく回復の兆しが見えてきて「逆に今はフェスすら参戦しない方が賢明なんじゃないか」と思い始めたところでセントラル当日を迎えました。(※参戦する場合もamzだけ観て即帰宅の失礼ムーブが大前提)
いずれにせよ、amazarashi初のコラボフードである「言葉ゾンビ ケバブサンド」を喫食しない理由は無かったので、この日はあくまで16時半のYouTube生配信までに帰宅するつもりで横浜へと向かいます。
臨港パークにて
小雨だったり土砂降りだったりたまに止んだりを繰り返す悪天候の中、ティラミスの部分と田んぼの部分を見分けながら、雨水たっぷり土壌の広がる臨港パークへと歩を進めます。
ケバブ食った
x.com◆ CENTRALオリジナルメニュー ◆
— CENTRAL FEST (@CENTRAL___ofc) 2026年3月12日
amazarashi @amazarashi_info
言葉ゾンビ ケバブサンド
スパイシーなポークと特製ソースをピタパンで包んだケバブサンド
重厚感のある味わいが特徴です🥙#CENTRAL_FEST pic.twitter.com/GPV98xCTee
一応“言葉ゾンビ”って公式用語におけるファンの呼称みたいなもので「言葉ゾンビ(による言葉ゾンビのための)ケバブサンド」みたいなニュアンスなのは分かるんですよ。
とはいえ、パッと見では「言葉ゾンビ(の肉を使用した)ケバブサンド」と読めてしまうがために、メニュー発表から数日間は思い出し笑いを余儀なくされていました。
良くも悪くもこれがamazarashiのセンスなので愛していきましょう。

変に恥ずかしがるのも失礼なので「言葉ゾンビケバブサンドください」と正式名称でオーダー。肝心の店員さんは「ケバブ」って呼んでいたのでやめておけば良かったです。

ちょうど土砂降りの時間帯だった臨港パークにて、雨宿りテントの下でケバブに貪りつきます。
表面には肉がぎっしりで意外と値段相応なのかもと感心していましたが、食べ進めてみると下のキャベツに到達していないだけだったことが判明。後半はなんでもないキャベツサンドをむしゃむしゃしていました。
原型を保つのが難しそうですが、角度を調整して立体的に食べるのが正解だったようです。

赤レンガ倉庫の生中継がアツい
ケバブシールを慎重に剥がし終えて、さあ本体にかぶりつくぞという頃合いで臨港パークに大音量の何かが響き始めました。
音のする方向を凝視してみると、フードトラックに紛れてそれなりの大きさのモニターとスピーカーが特設されていたことに気が付きます。
どうやら赤レンガ倉庫のステージ中継が始まったようで。YOASOBIが1曲目から『アイドル』をかましており、こちらのテントでもライブビューイングらしい盛り上がりを見せていました。
そんな一体感の中でケバブを貪っていたら己のライブ熱が再燃するのも当然で、amazarashiの勇姿を生配信ではなく現地で体感したいと思えてくる始末。やっぱり僕はこの空間にいたいです😭
スイッチが入ったら止められない人間であることは自覚しているので、数日前の自分やChatGPTの反対を振り切ってamz40分コースを全うするプランに変更。
そうと決まれば一日の刺激は最小限に留めておかねばなりません。余計なお世話を焼いてくれたYOASOBIに感謝しつつ、中継の爆音からは早々に遠ざかって開演時刻まで時間をつぶしました。
この選択によって自分の危惧するダメージ反応が発現するかは五分五分の予想でしたが、結果的には大丈夫だったみたいです。(朗報)
amazarashiの感想
僕の座席は「1LEVEL アリーナ 103GATE B6ブロック 17列 107番」でした。字面は小難しいですが最下層の右後ろ側、列番共にブロック内の真ん中らへんです。

あいにく人体実験中のため、心は痛みますがオープニングアクトが終わるであろうタイミングを見計らって入場。
周りの人からしたらamazarashiの直前に現れてamazarashiが終わった瞬間に出ていくゴミカスに映っていたでしょうが、その点は正常性バイアスを捨てきれない頃に取ったチケットなのでごめんなさい。
実際に会場を見渡してみると、想像以上に“東京ガーデンシアターのデカい版”みたいな作りでした。amazarashiが普通の集大成ライブをやるなら絶対ここでしょう。
ただしステージが広すぎて紗幕の面積が足りなかったようなので、前方横の座席から内側をどのくらい覗けたのかは割と気になるところ。
また、参加者全員が強制的に同じラインナップを刮目する仕様上、多少の空席を考慮してもamazarashiにとって過去最高動員でライブを行っていた可能性があるんじゃないでしょうか。
x.com【CENTRAL FEST 2026】
— CENTRAL FEST (@CENTRAL___ofc) 2026年4月4日
2026.04.04 (SAT) Yokohama
amazarashi
📸 at CENTRAL STAGE
▼ Setlist
1. 君のベストライフ
2. 季節は次々死んでいく
3. 空洞空洞
4. 無題
5. 僕が死のうと思ったのは
6. クラウン新車で買ってあげる
7. 空に歌えば@amazarashi_info#amazarashi#CENTRAL_FEST pic.twitter.com/AtZmHTaDpA
そもそも最速解禁された新曲だけで圧倒的な価値を持つセトリですが、楽曲の知名度や新旧のバランスという観点でも近年稀に見る「こういうのでいいんだよ」だったと思います。ニューアルバムに縛られない時期のライブはこれが面白いですよね。
個人的には『無題』のフェス初歌唱と『空に歌えば』の初トリだけで相当度肝を抜かれました。『アンチノミー』はまた居なくなってしまいましたけど…🤔
01.君のベストライフ
今回も『後期衝動』『ワードプロセッサー』との三つ巴になることは分かりきっていましたが、それ以上の予想はせずにこの瞬間を迎えました。そして静寂を破ったのは一番大人しいイントロ。
視界の中で数人が立ち上がりましたが、ほとんどの観客は座ったままステージをじっと見つめています。自分の視線上ではギリ秋田さんが遮られなかったので内心ホッとしました。
ポエトリー部分では、普段と比べると安易にボルテージを上げずに低音寄りでじっくり感情を込めているように感じました。
こちとら初めて挑むKアリーナ横浜に、新調した耳栓(-25dB)の初戦でもあったので、受け手の感覚が違うだけなのか本当に秋田さんが一味違ったのかは謎のままですけどね。
「CENTRAL 2026!Kアリーナ横浜!青森から来ました!amazarashiです!」
02.季節は次々死んでいく
近年ずーっと同じ映像が引き継がれていた印象がありましたが、突然新しい映像を引っ提げてきました。初っ端から漢字が連射される演出が楽曲の疾走感を可視化してくれています。
客席の様子はというと、
イントロでちょい湧き
↓
皆おもむろに立ち始める
↓
その流れで手拍子も起こる
↓
Aメロに入ってまた静かになる
というぬるぬるしたプロセスを経て、何はともあれ本格的にフェスらしい雰囲気が漂い始めます。サビではちょこちょこ拳も上がっていましたね。
2番Bメロの秋田さんは「せめて歌えば 雲は割れるか」と歌って紗幕と豊川さんに訂正されていました。大音量のコーラスと分岐して2倍美味しいのがamazarashiの歌詞ミスだったりします。
03.空洞空洞
2年前のアジアツアー後にも検証記事を投稿しましたが、秋田さんは本当にこの曲が大好きですね。かつての『冷凍睡眠』みたいに新感覚アプローチで作詞できたことを気に入っているのでしょうか。
安定の吸い込まれそうなイントロと映像、大きな会場を目いっぱい使った赤と青の光線も撒き散らされています。きっと上層席は眩しかったことでしょう。
16時半スタートという時間帯も寄与したのでしょうが、普段のフェスどころか夜のワンマンと比べても、今回の秋田さんはTier1級の好調さだったように感じられました。これまたKアリの音響のおかげですってオチかもしれませんけどねぇ。
04.無題
フェスの4曲目といえば箸休め枠。無難に僕死が始まるかと思いきや、リリースから16年の時を経てまさかの『無題』がフェス初登場。リアタイ時はそこまでの快挙とは気付かず、お〜珍しいな〜くらいに留まっていました。
後方にスターライト版MVが流れる構図は永遠市ツアーと同様ですが、前面リリックは一新されてより色々な工夫が凝らされた一品に仕上がっています。
初見の観客が沢山見守る中でのキスシーンはちょっぴりお茶の間にいる気分になりますね。
2番サビの「信じてた事 間違ってたかな」でグイッとギアが上がったのが印象的でした。全体を通して「信じ」が2回くらいパワーで裏返りかけていたことを記憶しています。
アウトロ中の秋田さんは後ろを向いて奇麗なMVを鑑賞していました。
05.僕が死のうと思ったのは
箸休め枠もう1曲あったんかい!
紗幕映像は昨夏に新しくなったばかりですが、早速アップデートされていたような気がしました。いずれも最初に曲名を見せることが意識されているでしょうか。
この曲もまた、2番サビの「冷たい人と言われたから!」の気迫が一際印象に残っています。バラード曲では自然とじっくりコトコト盛り上がっていく傾向があるっぽいですね。
さらに印象的だったのがあまりにもデカすぎる後奏で、肌で感じる圧と聴覚情報の密度が明らかに異なることが耳栓越しでも伝わってきました。なんなら耳を塞ごうか迷ったほどですが、変に耳栓の密着状態が解除されてもあれなのでそのまま棒立ちを続けました…。
MC
「ありがとうございます。あと2曲なんですけど、最近…」
MCが始まり、「最近…」ってとこで(最近Spotifyで1億再生突破した『空に歌えば』だろうなぁ)と確信したものですが、「作った新曲があるので歌います。」的なことを言われて「えっ」という独り言を日常会話の音量で発してしまいました。
「タイトルは、クラウン新車で買ってあげる!」
06.クラウン新車で買ってあげる
車窓から流れる街並みのような紗幕映像で始まったイメージが残っています。
AメロやBメロは『未来になれなかったあの夜に』や『ゴースト』のメロディを連想するようなゆったり感。曲調のジメジメ感やドラムのズンドコ感は『間抜けなニムロド』に近かったでしょうか。(ズンドコの言語化がいつもニムロドな気もする)
毎回恒例の耳コピも一応したのですが、後から振り返ると全然違うメロディになりがちということで、今回は中でも自信のある部分だけを短く残すことにしました。
↓嫌々やってたキャッチボール
↓サビの1行目
歌詞を引用しすぎるのも気が引けるので全文は秋田日記を読んでもらうとして、サビの「あれは〜」が地声最高音の印象を受けたので、裏声の存在を忘れていたりしなければmid2G#の仲間入り。
2つの手がかりを組み合わせると『無題』『数え歌』『1.0』などと同じ調である可能性が高いと思います。いずれも僕の記憶と音感が正しい前提ではありますけど。
初聴で面白かったのはサビの入り方ですね。編曲がグルになって「あ、今のフレーズからサビ入ってるんですよ☺️」と言わんばかりに「煙〜」まで焦らしてからズンドコし始めるため、いつの間にかBメロからサビへと移行していたことが明らかになる構成となっています。
──我々APOLOGIES会員はどういう経緯かを察した上で音源化に立ち会った訳ですが、amazarashiすら初見のお客さんにはどう映ったのでしょうか。
「ありがとうございます!次が最後の曲です!」
(→ゴーストか空に歌えばってことだよなぁ)
07.空に歌えば
「虚実を切り裂いて!」
フェスzarashiのトリキタ━(゚∀゚)━!
言わずと知れたamazarashiの代表曲。露骨にあざといからこういう曲順にはしてこなかったものと捉えていますが、遂にやりました。
ただ、こっちの身にもなってください。温度差で火傷します。
と言いつつも「さよなら 行かざるを得ない 何を失ったとて」「それでも、それらが残していった、この温みだけで この人生は生きるに値する」など、クラウンとの歌詞的な繋がりも感じさせるお見事なセトリでしたね。
そして季節以来しばらく棒立ちが続いていましたが、やはり一番腕が突き上がる楽曲のようです。
↓1枠埋まって嬉しかった
dalek-amz.hatenablog.com
「CENTRAL 2026!Kアリーナ横浜!ありがとうございました!」
近年恒例の膝立ちギター掻き鳴らし暗転〆。
x.comCENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2026
— amazarashi (@amazarashi_info) 2026年4月4日
CENTRAL STAGE Kアリーナ横浜#amazarashi
出演させていただきました。
ありがとうございました。@CENTRAL___ofc#CENTRAL_FEST https://t.co/HymWPVdT2E
そんな訳でamazarashiが終わり次第、トイレ休憩に行くみたいな顔をしながら退出して僕のセントラル2026は終演。
帰り際に会場内で「耳聞こえなくなったわ〜(耳ポワポワこと一過性閾値上昇のことと思われる)」って若者の会話が聞こえたので「甘く見てこっち側に来ちゃダメだよ🙏」と祈りの念を送っておきました。
指定席ゆえに残り3アーティストも同じ位置で浴びなきゃいけないのは普通に危険だと思いますが、大事には至らずに日常に戻れたのでしょうか…。
全人類ご自愛ください
とまあ様々な心境の変化に振り回されながら、Kアリーナ横浜に立つamazarashiを目撃してきました。
全体的に大したことない音量なのに声色や臨場感はよく分かるという、ライブ用耳栓の謳い文句みたいなクオリティで楽しむことができたと思います。
半年前までの自分は「この程度の刺激じゃ満足できないよ〜」とのたまいそうですが、爆音というものがトラウマになったことで、逆にこんくらいの音圧が丁度よく感じられる身体になったのかもしれません🙃
しかしこの丁度よさが巷で評されるKアリの音響によるものか、わざわざ-25dBの耳栓に買い換えたおかげか、あるいは単にスピーカーの射線上を避けた位置に立っていたからかは、今後もライブに通ってみないと何とも言えませんね。
身体的反応に関しては、全7曲を通して曲中はしっかり集中して、曲間の静寂だけデフォルトの耳鳴りを聞き流して、強いていえばラスト2曲くらいは耳が“ムズムズ”するような感覚がありました。
喉仏やズボンの裾にバスドラムの衝撃波が響くほどの環境ではあったので、耳にピッタリ装着されたライブ用耳栓が骨伝導で振動して外耳道をくすぐっていたのだと解釈しています。
12月末に意地で参戦したCDJでは3曲目から耳がヒリヒリし始めて、耳鳴りの音量もあからさまに上がって曲中も貫通してきて落ち着かない状態でしたが、今思えばあれは余裕でアウトだったのでしょう。
ここから曲数が2倍以上になるのがワンマンライブ。僕の身体がその体験を許してくれるか否かは、来たるアジアツアー東京公演で検証されることになります。
何事も自分自身で痛い目を見るまでピンと来ないのが常ではありますが、皆様くれぐれも楽観性バイアスにはお気を付けください🙏