雨曝しな気持ちは言葉にするべきだ

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amazarashi大好き系ブログ

リリースから皆勤賞でセトリに入り続けたamz曲ランキングtop10【意外と興味深い】

こんばんは、花粉症ダーレクです。


永遠市アジアツアー台北公演にて4曲目を聴いていた際に「またこの曲セトリに入ってんなぁ〜」って閃いたネタを消化します。

dalek-amz.hatenablog.com


厳密にはタイトルがおかしいので改めて定義すると、

「リリース以降(※)、セトリから一度も外れずに演奏され続けた公演数の多かった楽曲ランキング」
(※リリース前から地続きの場合は例外的に加算する)

という、これはこれで膨らんだ日本語になります。


7thフルアルバム「永遠市」のリリース直後に始まった永遠市ツアーを例に挙げましょう。

①そもそもツアーのセトリに入らなかった『クレプトマニア』や『まっさら』の場合、リリース以降の連続セトリ入り回数は“0公演”という記録がすでに確定しています。

②『インヒューマンエンパシー』や『下を向いて歩こう』はツアーの7公演こそ制覇しましたが、年末のCDJでセトリ入りを逃したため“7公演”という記録が確定しました。

③一方でリリース以降セトリから漏れたことのない楽曲は、現在進行形で記録を伸ばし続けています。『アンチノミー』や『ごめんねオデッセイ』が該当しますね。

最初のツアーで任期満了となる②のケースが割と王道です。


ライブの数え方はバンドも弾き語りもごちゃ混ぜで、2種類のオンラインライブ「末法独唱 雨天決行」「APOLOGIES 雨天決行」も含めました。他の特例についてはその都度補足があります。

追記:ツタロックの弾き語りライブをすっかり忘れていたので反映させました。


第10位:11公演

『夏を待っていました』

「この街で生きている」2公演
「千年幸福論」3公演
「ごめんなさい ちゃんといえるかな」4公演
「0.7」1公演
「ねぇママ あなたの言うとおり」1公演(2公演目で初欠勤)

1stライブを支えた古株では唯一のランクイン。

近年のツアーよりもタイトル毎の公演数が少なかった中、初期の代表曲としての貫禄をチラ見せしてくれました。

夏を待っていました

夏を待っていました

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アイザック』『それを言葉という』

「未来になれなかった全ての夜に」11公演

「さよならごっこ」のカップリング曲が仲良く第10位です。

2019年のみらよるツアーは史上最多の17公演ありましたが、12公演目を迎える前にあいみょんの対バンツアーに呼ばれたことで記録が途絶えてしまいました。

ということは、同シングルの表題曲はどうなったんでしょうね?

アイザック

アイザック

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それを言葉という

それを言葉という

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『世界の解像度』

「APOLOGIES 雨天決行」1公演
「ボイコット」10公演

コロナ禍に生まれたアッパーチューン。10周年ライブもボイコットツアーもぴったりな曲順で盛り上げてくれました。

何気に2021年のライブでは皆勤賞を獲っています。

世界の解像度

世界の解像度

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第9位:12公演

ジュブナイル

「ねぇママ あなたの言うとおり」4公演
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2013 in EZO」1公演
「あんたへ」6公演
「百万石音楽祭2014~ミリオンロックフェスティバル~」1公演

『夏を待っていました』からバトンを受け継ぐような形で、2013〜14年を駆け抜けるネクスト代表曲でした。

本当はヒガシズムツアーや翌年のライブにもセトリ入りしているのですが、今回のルール上「千分の一夜物語」に流れを止められてしまっています。

こういう特殊なライブに道を阻まれた例は結構あるんですよね。

ジュブナイル

ジュブナイル

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『スターライト』

「あまざらし 千分の一夜物語 スターライト」3公演(※一部リリース前)
「アオーレ Rock Museum 2014」1公演(※一応リリース前)
「夕日信仰ヒガシズム」8公演

2014年のリリースから2017年のメッセージボトルツアーに突入するまで、ずーっとワンマンでは歌われ続けていました。マジで秋田さん大好きですからねこの曲。

しかしフェスに意外と顔を出さない習性があって、実際にはあっさりと記録が途絶えています。体感では30公演くらいでも違和感ないのになぁ。

スターライト

スターライト

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『月曜日』

「地方都市のメメント・モリ」12公演

唯一、異論を認めるレベルの特例でランクインしています。

というのもリリース日の3月12日をまたぐように、Aimerさんとの対バンアジアツアーが開催されていたんですよね。

世界分岐ツアーともまた事情が違うため、特別に見逃してみたらメメモリツアーのゴリ稼ぎで9位に食い込んできました。

メメモリ収録曲の『水槽』『悲しみ一つも残さないで』はCDJ17/18でコケたのに、こっちだけごっつぁんしていて複雑な気持ちです。

月曜日

月曜日

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『さよならごっこ

COUNTDOWN JAPAN 18/19」1公演(※リリース前)
「未来になれなかった全ての夜に」11公演(ツアーに挟まったあいみょん対バンで初欠勤)

なんと『アイザック』『それを言葉という』と同じく、あいみょん対バンに阻まれて記録がストップしています。

リリース前の貯金でカップリング勢とは1公演だけ差がつく結果となりました。これもさだめと呼んであげましょう。

さよならごっこ

さよならごっこ

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『拒否オロジー』『馬鹿騒ぎはもう終わり』

末法独唱 雨天決行」1公演(※馬鹿騒ぎはリリース前)
「APOLOGIES 雨天決行」1公演
「ボイコット」10公演

出身アルバムこそ違いますが、コロナの影響で同時にライブデビューを果たし、そのまま仲良くボイコットツアーまで走りきって休眠期間に入りました。

拒否オロジー

拒否オロジー

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馬鹿騒ぎはもう終わり

馬鹿騒ぎはもう終わり

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第8位:13公演

『命にふさわしい』

COUNTDOWN JAPAN 16/17」1公演(※リリース前)
「メッセージボトル」10公演
SUMMER SONIC 2017」1公演
理論武装解除」1公演(初日のみ)

今回のレギュレーションでは惜しくも13公演止まりですが、もしも理論武装解除で『たられば』と枠を奪い合わなければ、19年のアジアツアーまで57公演連続でした。

COUNTDOWN JAPAN 17/18」1公演
「Aimer対バン」5公演
「地方都市のメメント・モリ」12公演
「AMBITIOUS TOHOKU FES 2018」1公演
「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」1公演
COUNTDOWN JAPAN 18/19」1公演
「未来になれなかった全ての夜に」17公演
あいみょん対バン」1公演
「MIDNIGHT SONIC」1公演
SUMMER SONIC 2019」1公演
「アジアツアー2019」2公演

というかCDJ17/18から数えても普通に43連続なんですよ。感覚的にはこの曲こそがチャンピオンの名にふさわしいと思っています。

命にふさわしい

命にふさわしい

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『ヒーロー』

「メッセージボトル」10公演
SUMMER SONIC 2017」1公演
理論武装解除」2公演

続くCDJ17/18は「地方都市のメメント・モリ」の時代に突入したもんで流石にお役御免となりました。

19年のみらよるツアーでもレギュラーの座を守り抜きましたし、なんやかんやベスト盤に収録されているだけの活躍はしているんですよね〜。

ヒーロー

ヒーロー

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第7位:15公演

『季節は次々死んでいく』

「T-Fest 2015 明日音樂祭」1公演
「千分の一夜物語 アンコール」2公演
「5周年ライブ」2公演
「FOR THE NEXT」1公演
COUNTDOWN JAPAN 15/16」1公演
「世界分岐二〇一六」8公演

これまた優勝候補だった再生回数キングが第7位という順位でフィニッシュ。

世界分岐ツアー後はツタロックの弾き語りライブでお留守番となりました。

バンド版も2017年のメッセージボトルツアーでは中盤の数公演で演奏されるに留まるなど、徐々にセトリ入りの頻度が落ち着いていきます。

季節は次々死んでいく

季節は次々死んでいく

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第6位:17公演

『境界線』

「ボイコット」10公演(※一部リリース前)
ロストボーイズ」6公演
COUNTDOWN JAPAN 22/23」1公演

颯爽と現れて2021〜22年のライブで皆勤賞を獲り、翌年以降はめっきり姿を見せなくなってしまいました。

何の前情報もなく完全新曲がセトリ入りした前例は『夕立旅立ち』『しらふ』『あんたへ』『匿名希望』くらいだったと記憶しています。いつかまたやってほしいですね〜こういうサプライズ。

境界線

境界線

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第5位:20公演

『リビングデッド』『独白』

「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」1公演
COUNTDOWN JAPAN 18/19」1公演
「未来になれなかったあの夜に」17公演
あいみょん対バン」1公演

新言語秩序用の2曲が歩幅すら共にして第5位に輝きました。

2019年の夏フェスでぬるっと脱落した後は、アジアツアー然りボイコットツアー然り、一変して個々でセトリに入るようになります。別れちゃったみたい。

リビングデッド

リビングデッド

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独白

独白

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第4位:21公演

ワードプロセッサー』

COUNTDOWN JAPAN 17/18」1公演
「Aimer対バン」5公演
「地方都市のメメント・モリ」12公演
「AMBITIOUS TOHOKU FES 2018」1公演
「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」1公演
COUNTDOWN JAPAN 18/19」1公演

“名刺系ポエトリーの最高傑作”だと僕が勝手に思っているワープロが大健闘の第4位。

この後はみらよるツアーで『後期衝動』に枠を奪還されますが、フェスでは依然としてトップバッターを務める機会がちょこちょこありますね。

ワードプロセッサー

ワードプロセッサー

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第3位:22公演

『空洞空洞』

理論武装解除」2公演(※リリース前)
COUNTDOWN JAPAN 17/18」1公演
「Aimer対バン」5公演
「地方都市のメメント・モリ」12公演
「AMBITIOUS TOHOKU FES 2018」1公演
「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」1公演

冒頭で述べた通り、この記事を作ろうと思ったのは「空洞空洞って案外セトリ入りしてるよなぁ〜」から発展した素朴な疑問によるものです。やっぱり結構なハイスコアでした。

CDJ18/19でもセトリ入りしていた世界線では、翌年のみらよるツアーとあいみょん対バンの計18公演まで数えて41公演。マジでぶっちぎり1位も夢ではなかったようです。なんちゅうポテンシャルだお前。

空洞空洞

空洞空洞

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第2位:24公演

『空に歌えば』

「メッセージボトル」2公演(※一部リリース前)
SUMMER SONIC 2017」1公演
理論武装解除」2公演
COUNTDOWN JAPAN 17/18」1公演
「Aimer対バン」5公演
「地方都市のメメント・モリ」12公演
「AMBITIOUS TOHOKU FES 2018」1公演

『季節は次々死んでいく』と双璧をなす代表曲ですね。拮抗した20台の中でも上位につけたのは、ツアーが活発な時期に生まれたことが要因でしょうか。また、意外にも武道館ライブで記録が途切れています。

近年はみらよる、ロスボ、永遠市とすっかりワンマンツアーの定番曲となっており、例外のボイコットツアーすら“コロナ前の幻セトリ”には恐らく入っていたんじゃないかと睨んでいます。現に10周年ライブでもやっていたし。

空に歌えば

空に歌えば

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『フィロソフィー』

「メッセージボトル」1公演(※リリース前)
理論武装解除」2公演(※リリース前)
COUNTDOWN JAPAN 17/18」1公演
「Aimer対バン」5公演
「地方都市のメメント・モリ」12公演
「AMBITIOUS TOHOKU FES 2018」1公演
「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」1公演

4thフルアルバム「地方都市のメメント・モリ」のアップテンポ組が揃って好成績を残しまくっています。この微差にはライブデビューの時期が絡んでいますね。

もしも2018年のCDJで『空洞空洞』と共倒れしていなければ、翌年分のスコアで大きく上回られるところでした。

フィロソフィー

フィロソフィー

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第1位:35公演

『未来になれなかったあの夜に』

「未来になれなかった全ての夜に」17公演(※リリース前)
あいみょん対バン」1公演(※リリース前)
「MIDNIGHT SONIC」1公演(※リリース前)
SUMMER SONIC 2019」1公演(※リリース前)
「アジアツアー2019」2公演(※リリース前)
COUNTDOWN JAPAN 19/20」1公演
末法独唱 雨天決行」1公演
「APOLOGIES 雨天決行」1公演
「ボイコット」10公演

「もしも〇〇で途切れなければ」なんて言い訳に頼らずとも35公演連続でセトリに入り続けたのが、言われてみれば納得でしかない『未来になれなかったあの夜に』なのです。オンラインを抜いても驚異の33公演。

ボイコットツアーの次には、感動枠の間に合っているロストボーイズツアーが待ち受けていたため、流石のみらよる様も記録が途絶えてしまいました。

「定番化してから次の世代が生まれるまでにどれほどライブ数を稼げるか」がこのランキングで上位に入る秘訣のようですね。

未来になれなかったあの夜に

未来になれなかったあの夜に

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記録更新中!

アンチノミー』(14公演)

「騒々しい無人」1公演
SUMMER SONIC 2023」1公演
「永遠市」7公演
COUNTDOWN JAPAN 23/24」1公演
「ANI-ROCK FES. 2024」1公演
「永遠市(アジアツアー)」3公演

すでに単独7位相当の記録を持っていますが、2024年の動き次第ではまだまだアンチノミーの牙城は崩れないかもしれません。

遠目に見れば1位だった『命にふさわしい』よろしく、ニーアオートマタのコラボ曲はライブでも優遇される傾向にあります。シリアスなテーマや曲調がamazarashiの温度感とマッチしているんでしょうか。

『ごめんねオデッセイ』(12公演)

「永遠市」7公演
COUNTDOWN JAPAN 23/24」1公演
「ANI-ROCK FES. 2024」1公演
「永遠市(アジアツアー)」3公演

そんな『アンチノミー』と7ヶ月差でリリースされたごめオデは「あと2曲」コンビとして秋田さんの最新トレンドになっています。

『ライフイズビューティフル』や『千年幸福論』のような、現役引退後も定期的にセトリに入るポテンシャルすら感じますし、個人的には10年単位での活躍の濃さにも期待していますよ。

『ロングホープ・フィリア』(4公演)

「ANI-ROCK FES. 2024」1公演(※リリース前)
「永遠市(アジアツアー)」3公演(※リリース前)

延々と特別なポジションに置かれているロンホがリリース前の特例スタートダッシュ中です。

もしもこの勢いでバンド音源のセルフカバーが正式リリースされるのなら、ツアー全通やフェスで定番曲化する可能性まで見えてきます。今後の活躍に目が離せません。

ランクインしなかった楽曲図鑑


9公演:カルマ、空っぽの空に潰される、ラブソング、後期衝動、ヒガシズム、しらふ、多数決、エンディングテーマ、たられば、スワイプ

8公演:もう一度、穴を掘っている、雨男、ひろ、それはまた別のお話、タクシードライバー、収束、とどめを刺して、俯きヶ丘

7公演:あんたへ、匿名希望、冷凍睡眠、ライフイズビューティフル、感情道路七号線、火種、アオモリオルタナティブ、インヒューマンエンパシー、下を向いて歩こう、君はまだ夏を知らない、自由に向かって逃げろ、超新星、ディザスター

6公演:まえがき、ドブネズミ、終わりで始まり、あとがき、ロストボーイズ、間抜けなニムロド、戸山団地のレインボー、1.0、空白の車窓から

5公演:つじつま合わせに生まれた僕等、奇跡、アノミー、ハルルソラ、風に流離い

4公演:デスゲーム、古いSF映画、ナガルナガル、ナモナキヒト、アイスクリーム、アポロジー、春待ち、性善説、僕は盗む、パーフェクトライフ、僕が死のうと思ったのは

3公演:美しき思い出、冬が来る前に

2公演:光、再考、ムカデ、無題、ポエジー、この街で生きている、祈り、名前、僕が死のうと思ったのは、悲しみ一つも残さないで、令和二年、曇天

1公演:自虐家のアリー、スピードと摩擦、虚無病、月が綺麗、夕立旅立ち、積み木(仮)

0公演:少年少女、初雪、爆弾の作り方、隅田川、クリスマス、ポルノ映画の看板の下で、ワンルーム叙事詩、コンビニ傘、真っ白な世界、ピアノ泥棒、夜の歌、逃避行、14歳、カラス、ミサイル、ヨクト、百年経ったら、吐きそうだ、花は誰かの死体に咲く、メーデーメーデー、数え歌、水槽、ハルキオンザロード、バケモノ、リタ、ぼくら対せかい、帰ってこいよ、マスクチルドレン、アルカホール、抒情死、そういう人になりたいぜ、カシオピア係留所、海洋生命

セトリ入り歴なし:よだかの星、夏、消息不明、理想の花、おもろうてやがて悲しき東口、渋谷の果てに地平線、遺書、セビロニハナ、ハレルヤ、**、夜の一部始終、街の灯を結ぶ、生活感、或る輝き、風邪、分岐、星々の葬列、明日には大人になる君へ、幽霊、月光、街を焼く、死んでるみたいに眠ってる、太陽の羽化、東京(仮)、鴉と白鳥、かつて焼け落ちた町、アダプテッド、心層廃棄物、クレプトマニア、まっさら