こんばんは、ダーレクです。
カウントダウンの正体は、特設サイトのグランドオープンとMVの予告トレーラーだったようですね。ついに全容が明らかになって僕のソワソワも成長期に入りました。
アニメ2話然り、Aimerさんの『命にふさわしい』カバー然り、ニーア絡みのamazarashiは毎度特別待遇すぎて、ファンの分際ですら申し訳なくなってくるレベルです。
ミュージックビデオについて
とりあえず散らかった感想をフォルダ分けしたので、本題から触れていきましょう。
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完成したミュージックビデオは、総尺15分。楽曲が流れるまでに10分以上の人形劇が上映されるという規格外のミュージックビデオとなっています。
つまり人形劇が余興で、ヨコオさんにとっての希望の歌『アンチノミー』が最後に流れると。面構えが違うファン以外は寄せ付けないような攻め攻めの構成となっております。
ニーアファンが一度は覗きに来そうバフと合算して結局どれくらい再生されるんでしょうね?ここだけのオリジナルストーリーを無料で楽しめると考えればじわじわと伸び続けるMVになりそうですが…🤔
内容に関しては「ゲームのクエストに出てきそう」って秋田さんのコメントだけで無限に期待が膨らみますね。マジでろくな結末を迎えないクエストばっかだからなあのゲーム。(褒め言葉)
どう見ても秋田さんが影響を受けた作家である宮沢賢治の「オツベルと象」を基に作られた脚本だそうで。地味に10歳離れているお二人ですが、趣味嗜好まで似た者同士のようで微笑ましい限りです。
正直、今までヨコオさんのamazarashiリスペクトはリップサービスも含まれてるだろうと思っていた節がありました。けれど全く同じ題材で2回もコラボして2回ともアホみたいな熱量で迎え撃って来られたんじゃ、流石に疑う余地がなくなってしまいますね。1ミリでも疑ってすみませんでした🙇♂️
いわゆる“朗読ライブ”が過去に何度か行われてしましたが、その度に僕は「どうせなら曲数削ってでもじっくり世界観に沈めて、渾身の一曲一曲を叩き込めばいいのに」と感じていました。
虚無病の『穴を掘っている』『アノミー』『逃避行』や武道館の『独白』などが特別印象に残っているのは、物語の展開から地続きで楽曲を楽しめたからだと思っています。あとは深掘りで新しい感動を貰った例といえば「青の帰り道」の『たられば』とか。
状況が揃えば音楽というものは無限に感動できるコンテンツなので、毎日リピートしまくっているこの曲の受け取り方もどう変わってゆくのか今から楽しみでなりません。
また、全体的な色合いや人形劇という題材が『名前』と若干被っているので、僕が暫定最強だと思っているあのMVとトップ争いをするのかも個人的には楽しみなポイントです。
シングルの収録内容について
1. アンチノミー
2. 心層廃棄物
3. 海洋生命
事前にリークもあったりなかったりしましたが、『心層廃棄物』『海洋生命』という2つのカップリング曲も正式発表されました。今のところのイメージは間をとって『水槽』かなぁ。
従来通りなら前者が短編ポエトリーで後者が通常曲なんでしょうけど、それより僕が気がかりなのは“Acoustic Ver.”の文化が消滅しかけていることです。あれを聴けるのがシングル盤のアイデンティティでもあったのに。
弾き語りライブ用に温存した方がいいなぁとか思い始めたんでしょうか。無いなら無いで、せめて他のアーティストみたいにインスト音源をぶち込んでおいてほしいものです。
他にも「初回盤の人形劇=MV」だと判明して楽しみを一つ失ってしまったような想いもありますが、メイキングやらインタビューやら気になる特典も追加投入され、足し引きゼロでワクワクしたい夜〜。
特設サイトではストーリーのネタバレ予告もされているので、未プレイ勢が真っさらな状態で挑めるのはいよいよこの1ヶ月がラストチャンスになるかもしれません。(恐らくアニメ再開前のリリースだし)
少なくとも『命にふさわしい』がいい曲だと思う人には是非プレイしてみてほしいのです。「こりゃあ世界を滅ぼすに値する温もりだわ」ってなることは僕が保証するので。
ところで、9SとA2のイラストは歌詞カードにでもなるんでしょうか。2Bだけジャケ写に抜擢されてズルいぞ!
僕らの曲は飛ばしてでも←草
いいものは買う、要らないものは要らないという関係がお互いのためにいいと思います。今回のベストも価値を感じない人は買わなくてもいいと思ってます。MVもフルで公開するので。
秋田さんの自虐ネタ(?)といえばメセボインタビューのこれを思い出しました。商業主義に抗ってるというか滅私奉公というか、表現者が創り出すものをあくまで“作品の良し悪し”でしか見ていない感じが痺れます。
今回のコメントにある謙遜は「MVは楽曲部分よりそれまでの人形劇が本編のようなものだ」って意味なんでしょうけど、元々は秋田さんが『アンチノミー』を生み出さなきゃヨコオさんがインスパイアされることもありませんでした。
つまりはこのコラボにおいて、ヨコオタロウを褒めると一周回って秋田ひろむの株が上がる仕組みになっているので、秋田さんは大人しく自画自賛して僕が感動するのを待っていてください。(謎目線)
それでは、2月3日の上演を楽しみにしています。