雨曝しな気持ちは言葉にするべきだ

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amazarashi大好き系ブログ

amazarashiの“調”最難解ポエトリー曲『俯きヶ丘』に理解が追いつきました

こんばんは、ダーレクです。


アルバム発売から数週間悩まされてきた『俯きヶ丘』の調について、頭を休めながら検証と再考を繰り返し、ついに自分の中で結論が出たのでウキウキでまとめに来ました。

twitter.com


コードや調性を具体名で語れる知識がないので、回りくどい説明になっている箇所もありそうですが悪しからず。


ポエトリー(前半)部分について


ポーーーーーーー

ピーーーーーーー

ポワーーーーーン


僕の耳で拾える音を集めていくと、いい感じに7音が集まりました。

「ド・レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ」

ぶっちゃけポエトリーの裏で鳴っているのは“音楽”というより“音”って感じですが、とにかく「ト長調/ホ短調」の完成です。シンプルイズベスト。

dalek-amz.hatenablog.com

サビ(後半)部分について


主旋律のメロディでは、以下の8音が使われています。(冒頭のツイートで「9音出てくる」と言っていたのは幻聴でした)

「ド・レ・ミ・ファ#・ソ・(ソ#)・ラ・シ」

調のルール的に「ド・レ・ミ・ファ#・ソ#・ラ・シ」という組み合わせは存在しないようなので、恐らくポエトリー部分と同じ調で成り立っています。そして仲間外れの「ソ#」が非和声音なのでしょう。

しかもそう仮定すると、メロディを授かったサビの1音目から非和声音がぶち込まれていることに。聴いている側からしたら最初の音がその世界の基準となるわけで、そいつに裏切られてしまっては直感で気付くのは劇的に難しくなるんですけど。

今回は耳コピして冷静に考えてみれば消去法でなんとかなる範疇でしたが、常識破りのテクニックの片鱗を見せてきた出羽さんの次なる一手はどうなることやら……。

ちなみに、ハモリパートや「掘り返して〜」から右耳で元気になるギターもなんやかんや主旋律と同じ組み合わせが使用されています。どちらも非和声音「ソ#」を当たり前のように取り入れているので、この時点で空前絶後のカオスサウンドが広がっているんですよね。


それらに飽き足らず、僕を更なる混乱に陥れたのはベースの存在でした。

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」

曲中で聴こえる音を集めていくと、綺麗に7音が揃います。こいつはピアノでいう白鍵盤の音しか弾きません。これによって2つ以上の調を合わせ持っていることが(ほぼ)確定しました。

言うてそれぞれの構成音は「ファ」と「ファ#」の違いでしかなく、実は非和声音でおちょくってるだけでした〜と言われればそういう定義も可能なのかもしれませんが。

そっちが本体だろってくらい「ファ」を頻発しているので、流石に僕の推測通り独立した調だと信じたいものです。

俯きヶ丘

俯きヶ丘

  • amazarashi
  • ロック
  • ¥255

暫定的な結論


  • 前半→後半で転調している訳ではない


言われてみれば、キーを判定するアプリにぶち込んだ時には一貫して「Em(ホ短調)」が示されていたんですよね。本当に大体合ってたのかお前。

僕自身は楽譜も読めないし楽器も弾けないようなド素人なので、もしも異論のある有識者の方がいらっしゃれば後はよろしくお願いします。(?)