こんばんは、ダーレクです。
今年2月、発売5周年を迎えた“NieR:Automata”のアニメ化が発表されました。Switch版のリリースも決まって勢いが凄いですね。
twitter.com大人気アクションRPGゲーム『NieR:Automata』(ニーア オートマタ)
— TVアニメ『NieR:Automata』(ニーア オートマタ) (@NieR_A_ANIME) 2022年2月23日
TVアニメ化決定https://t.co/GLmEo5Nu0t#ニーア #NieR #ニーアオートマタ pic.twitter.com/jvbVjsy7wd
この頃から色々考えてはいたのですが、同時期の復刻イベでまんまと再ハマりしたリィンカネ、更にはニューアルバムまで発表されて妄想どころじゃなくなっておりました。
しかし、アニメの続報がいよいよ本日9月24日に発表とのことで、予想を楽しむ期間もガチであとわずかとなります。
twitter.com9月24日(土)開催の「Aniplex Online Fest」の『NieR:Automata』コーナーは
— TVアニメ『NieR:Automata』(ニーア オートマタ) (@NieR_A_ANIME) 2022年9月19日
スタッフ・キャストが出演する事前収録番組となります。
▼イベントの様子は無料で配信視聴可能▼https://t.co/gSjxUv26eb
アニメ『NieR:Automata』の最新情報をお楽しみに。#AOF2022#ニーア #NieR #ニーアオートマタ https://t.co/7XhBxWKuje
かの有名な「鬼滅の刃 遊郭編」も2月初報→9月放送日&主題歌発表だったので(※12月放送開始)、結構な確率で同じくらいの情報量が解禁されると思っています。
そんな訳でアニメ化に関するあれこれを全力で予想してきました。最後の方はゲームのネタバレを含むのでご注意ください。
また、終始amazarashiファンの視点から語ることに加え、この先は便宜上「ニーア」と略すことをお許しください。
NieR:Automata meets amazarashi
まずはNieR:Automataとamazarashiの邂逅を秒でおさらいしましょう。
amazarashiがニーアに曲書く
↓
ニーアのDLCにその曲入る
そんな相思相愛のコラボレーションでした。意外にもこのコラボの黒幕は本山敬一さんなんですよね。プロモーションやライブ演出の陰で職権が有効活用されています。
hillslife.jp
最初の提案のときに「ロックバンドのamazarashiさんとコラボすると、コミュニケーションに広がりがでる」と本山さんにおっしゃって頂きました。そしてボーカル・ギターの秋田ひろむさんも『NieR RepliCant』をお好きだったという縁もあり、秋田さんから彼らのライブに招待をいただきました。それが凄くよくて。そこからインスピレーションを受け、一晩でコラボレーション・ミュージックビデオの提案書を書き上げた、という流れです。
ゲーム内に実装されたamz要素も過去に全部まとめているので、興味のある方は一度目を通してみてください。
主題歌論争勃発!
アニメ化の知らせを受けて、僕ら(amz勢)が真っ先に気にかけたのは「amazarashiはOPやEDテーマに起用されるのか」という点です。
結論から言うと、amazarashiはかなりの有力候補だと思います。別のアーティストが抜擢される可能性もゼロではありませんが、何しろニーアとコラボした経歴は唯一無二ですからね。アニメでも1期主題歌のアーティストが2期に続投される例を数多く見てきました。
ただし「最有力候補!当選確実!」とまで言わなかったのは、そもそも外部に声がかからないというパターンがこの作品なら起こりかねないからです。僕が唯一恐れている展開でもあります。
つまり何なのかと言うと、歴代ニーアシリーズのBGMを制作しているMONACAの方々がOPもEDも総ナメするのではないかという可能性。
ニーアの為だけに作られた音楽と、「amazarashiらしさも出す」と作曲者が明言している音楽、どちらがより作品に寄り添っているのかは言うまでもありません。
例えば本編の主題歌『Weight of the World』は言語違いなど派生したバージョンがいくつもあり、話数によって楽曲を使い分けるなど、移植するだけで面白そうな演出になるのが容易に想像できます。
(最近もチェンソーマンがED大量投入したんだってね?)
彼らが劇伴で無双するのはともかく、主題歌の枠まで独占する可能性はどれほどなのか。しがみ付く光を見つけるべく、「ゲーム原作からアニメ化を果たした前例」をいくつか調べてみました。
まずは、中身は知らずとも僕が幼い頃から名前だけは耳にしていた「ペルソナ」シリーズ。
にわかなりにペルソナ3〜5のゲーム・アニメそれぞれの主題歌を調べたところ、8割くらいは同じ人が作曲しているようでした。一枠だけゴリゴリの外部アーティストもいたのかな?
↓タイムリーなので宣伝しとく
twitter.com【コラボ情報!】
— NieR Re[in]carnation (@NieR_Rein) 2022年9月5日
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P5R × リィンカネ
コラボ決定!
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9/9(金)より、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』とのコラボ企画を開催!『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』から「ジョーカー」「クイーン」「フォックス」が登場!
#P5R #リィンカネ pic.twitter.com/bfGQ0BV2Im
そして僕の大好きな「ダンガンロンパ」の無印。
劇伴はがっつりゲームBGMで、主題歌もペルソナ同様にゲーム関係者の書き下ろし曲が中心となっています。
唯一、異彩を放っていたのはEDを担当した歌い手のそらるさん。少し前に『僕が死のうと思ったのは』や『古いSF映画』を歌ってみたのも話題になっていました。この抜擢に当時はもちろん賛否両論あったようですが、前例としては頼もしい存在です。
そして意外と怖いのが、そもそも枠自体が消滅するパターン。最終回にOPが無いとかはあるあるですが、根底からひっくり返されたら流石に終わりです。
特にEDが無いパターンにはいくつか思い当たる節があって、例えば「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「ワールドトリガー」
……全部テレビ朝日の子供向けアニメじゃねーか!CERO:Dのニーアオートマタはどう考えても深夜枠になるので、流石に杞憂だったみたいですね。
あれ?amazarashi曲作れる?
記事を書き始めた2月には勘定に入れていなかった要因があります。今年6月に公表された秋田さんの体調不良ですね。
目先の新曲よりもamazarashiの末永い活動の方が∞倍大切なので、ある意味アニメのタイアップなんて個人的にはどうでも良いのですが、やはりオファーの有無や可否くらいは気になるところです。
『命にふさわしい』を続投するなら二つ返事で済む話ですが、6分かけて徐々に盛り上がっていくあの曲を90秒に詰め込むのは若干ぎこちなくなっちゃいそうです。(最終回適性はありそうだけど)
何より秋田さんは「もう一曲書きます」って言いそうなミュージシャンですし。
仮にタイアップ新曲が確定していた場合、ツアー前にレコーディングまで済ませていたか、この休養期間中に無理を重ねていたかの2択になります。(なら前者であってくれ)
本来のスケジュール的にはツアーファイナルが6月末、追加公演があっても7月中旬らへんの見込みで、ここ2ヶ月くらいは水面下の活動に最適な期間でした。
とはいえ、爆速でお馴染みの『命にふさわしい』ですら発足から初報までは2ヶ月ほど要しています。普通はもっと早くから準備しているものと考えれば、ツアー前に完成させている可能性も十分あると思います。
秋田日記では3月8日に「二仕事終えた」と書いていて、アルバム関連はとっくに終わっているはずなので、『カシオピア係留所』を差し引いても“一仕事”がまだ白日の下に曝されていないような気がします。
それこそ、ツアー前にそれだけ突っ走ってたから途中で燃え尽きちゃったとか。まあ神アルバム出す時点で相当突っ走ってましたけどね。
アニメは何処までやるのか(警告:ネタバレ)
ここからはゲームのシナリオ全部知ってる人目線でお送りするので、未プレイの方やアニメで作品を知ろうと思ってる方は1年後くらいにまた答え合わせに来てください。
一旦公式サイト貼って尺稼ぎしときます🧿
さて、言わずもがな“NieR:Automata”のストーリーはとても壮大なもので、1クールで到達できるのは恐らく最初のエンディングまででしょう。どんなにコンパクトにまとめたとしても、最後の最後まで行くには2クールは必要だと思われます。
というのも、ゲームの1〜2周目で「同じストーリーを別のキャラで体験する」という構成が、原作最大のアイデンティティの一つだからです。
3周目もこれまた、複数キャラ同時進行とかエンディング分岐とか異なる課題が存在するので、こっちもこっちで期間を設けた上で完結編としてお披露目すべきだと思います。
最後の最後が全く読めない点は原作ファンも目が離せなくなって良いですが、アニオリ展開が交ざって批判されるところまでは読めました。笑
とりあえず、Aエンド・Bエンドまでを12話で割った時の内訳イメージがこんな感じです。
1話︰ブラックボックス反応orバンカーで9Sとすれ違うとこまで
2話:セットアップ〜砂漠行こう
3話:コノママジャダメ
4話:遊園地〜機械生命体について行く
5話:パスカルの村〜超大型兵器
6話:エイリアンシップ
7話:商業施設〜森の城
8話:(「・ω・)「ガオー
9話:アダム戦
10話:カミニナル
11話:イヴ戦①
12話:イヴ戦②〜ABエンド
これだけの内容が2B・9Sそれぞれの視点で描かれるにあたって、参考になりそうなのが「エイティシックス」と「ダンガンロンパ3」の方式でした。
『境界線』でお馴染みの「エイティシックス」は物語の構成上、1話の中で同じセリフを“もう一つの視点”で再び聞かされることがあります。さっき観たシーンに新たな印象が生まれるこの演出によって、まあまあのスピード感で物語が進むにも関わらず、「濃かったのに一瞬だったわ〜」と僕は毎回思わされていました。先述のED違いも上手いこと取り入れています。
アニメの視聴者に“駆け足”ではなく“急展開”なんだと印象付けられるかは制作陣の手腕に懸かっています。最もコンパクトに満足させるには、同じ監督にニーアも携わってもらうのがベストなんじゃないかってレベル。
↓イントロが弾き語りのジュブナイルっぽくて親近感
youtu.be
一方、掘り下げる方向で理想となりうるのが「ダンガンロンパ3」が決行した週2回放送です。毎週月曜と木曜に放映されていました。イカれてます。
厳密には「未来編」と「絶望編(過去)」を同時に走らせており、色んなキャラが動いているのを楽しめるだけでなく、今週の絶望編が来週の未来編の伏線に!的なギミックも盛り込まれていました。
ニーアはそれと比べると、ほぼ同じストーリーを繰り返すだけなので枠が贅沢すぎる気もします。されど1話ごとに尺の余裕が生まれるおかげで、2B視点と9S視点の両面からフィーチャーされるだけでなく、移動中の会話などの日常シーンをある程度入れることが可能になります。こいつは究極のファンサですね〜。
「絶望を連れてくるのは希望」なんて歌う歌があるように、フラグが十分に立っていないと突き落とされた時の絶望も安っぽくなってしまうので、やはりほのぼのした描写はこういった作品では必要不可欠と言えるでしょう。(本音:ナインェズおなしゃす)
とはいえ、単純に観るべきものが2倍に膨れ上がるので新規参入のハードルは高くなります。ダンロンとの相違点である「このシーンさっきも観た」が吉と出るか凶と出るかも分かりません。
何より前例では作画班の負担がとんでもなかったようです。実際に「絶望編最終話の納品が当日の朝だった」なんて発言も偉い人がラジオで語っていました。(2016年9月22日)
それに比べれば使い回せるカットはそこそこあるでしょうが、今の時代だと作画で叩かれるのが目に見えてますし、実はリターンがそんなに見込めない手法なのかもしれません。
まとめ
正直、僕の願望とは裏腹に「MONACA独占説」はかなり有力な仮説だと思えてしまっています。
あとはヨコオさん達にどれだけamazarashiを買ってもらえてるかと、本山さんのプレゼン力に懸かっている…のかもしれません。
アプローチさえ掛けていれば門前払いは食らってないと思いますが、そうやって協議する過程でやっぱ今回はやめとこうかってなっている可能性も十分あるからなぁ。
まあ最悪amazarashiが関わっていなくても、普通にアニメとして楽しみなので発表が待ち遠しいですね。
果たしてニーアっぽさ全開の画風で来るのか、アニメっぽい作画にアレンジされるのか、はたまた近代的なCGアニメになるのか…。
あとはイヴの声優どうなるんだろうって疑問もありますね。声そのものに罪は無いので、個人的には同じ声で聞きたいと思っていますが…。