※ストーリーの鬼畜ネタバレはしませんが、記事後半はamazarashiとの関連性や作品の方向性に触れていくつもりです。多くを知らずに楽しみたい方は映画鑑賞後にまたよろしくお願いします。
こんばんは、弾き語り音源聴き漁り月間のダーレクです。
とある撮影って新曲のMV撮影だったんですね。ヴィレッジの線は絶たれた前提で頭を捻ってたので分かる訳がありませんでした。
だからこそライブまでは何も無いつもりで待ってたのに「1週間後に新曲出すよ!」って下手したら発表からリリースまでの最短記録なんじゃないですか?
何はともあれニーアオートマタに引き続き、2023年は怪しかった作品とのタイアップが止まりません。(何ヶ月でも待つからアニメの延期スケジュールはよ発表せい)
この流れは「チ。」のアニメも大丈夫っしょ!と早くも楽観視している自分がいます。
twitter.com横浜流星 主演×藤井道人監督 最新作 映画『ヴィレッジ』
— amazarashi (@amazarashi_info) 2023年4月18日
コラボレーションソング『スワイプ』
4/26(水)にリリース決定
本日より映画『ヴィレッジ」のアナザーストーリーを描いた『スワイプ』のMVのティザー映像も公開https://t.co/J9H2sZx2od#amazarashi#ヴィレッジ pic.twitter.com/tiNRsm5JoB
以下、「ヴィレッジ」の爆誕から『スワイプ』発表までのフラグを3行にまとめました。
①横浜流星(主演)×藤井道人(監督)=amazarashi呼ばれそう
②主人公もまたamazarashiが好きという設定
③SWIPE 暮れる陽を止めろ
一応②を補足しておくと、今月7日に公開されたインタビュー記事にて横浜流星さんが「主人公は僕と同じくamazarashiが好き」という旨の発言をしています。
つまり?映画内で?amazarashiが?って期待しちゃいますよねわざわざそんなこと言われたら。笑
映画公開(21・金)からコラボ曲リリース(26・水)まで5日間の猶予があるのは、amazarashi側からの「まずはヴィレッジ観てきて!その後でスワイプ聴いて!」という意思が込められているのでしょう。
CDリリースに水曜日縛りがあるのはお馴染みですが、同じく配信限定シングルだった『カシオピア係留所』のリリースは漫画に合わせて木曜日でした。『月曜日』も月曜日でした。
そのため、同じ形式の今回も金曜日にリリースすることは可能だったはずなんです。
ちなみに“主題歌”ではなく頑なに“コラボレーションソング”と表記されていたり、実際に試写会でもフェイクとは思えないエンドロールが用意されていたことから『スワイプ』は劇場では流れないと考えて良いと思います。これだけは変に期待してガッカリしないようにしたいですね。
新曲の暫定的なこと
今のところは特別企画“700日のヴィレッジ”にてイントロAメロと「暮れる陽を止めろ」が聴けます。初聴で「暮れろ〜」だと思わなかった人って存在するんでしょうか。笑
ちょいちょい『拒否オロジー』や『とどめを刺して』に近い部分があるためか、ボイコット時代の楽曲を数年越しに聴いているような気になることがあります。
歌い出しは『ナガルナガル』の「幾時代かがありまして」を高くしたようなメロディですね。
twitter.com◢◤映画『#ヴィレッジ』◢◤
— 映画『ヴィレッジ』公式《4月21日(金)全国公開》 (@village_moviejp) 2023年4月20日
いよいよ明日21日(金)公開!
上映劇場にてパンフレットを発売します。
◆サイズ:A4 縦型 32ページ
◆価格:880円(税込)#横浜流星 × #藤井道人 監督の対談は必読!
映画鑑賞後にぜひお買い求めください。 pic.twitter.com/zZOLIC6lu0
有料パンフレット紹介動画を一時停止すると『スワイプ』についてのページもあって、遠目からでも歌詞のボリュームが推測できるようになっています。初日に880円課金すれば最速でフル歌詞を読めるという訳ですね。なかなか夜更かししたけど早起きして一旦映画館寄ってくか…。
塊A→塊B→「暮れる 暮れる 暮れる陽を止めろ」→塊A→塊B→「暮れる〜」→塊A→塊B→最後のフレーズ
パッと見こんな感じ。塊Bはどれも形が似ているので共通のサビっぽいです。2番の塊Aがボリューミーに見えるのは、言葉選びの問題なのか実際に珍しい構成になっているのか。
最後の2行フレーズだけ(反射の問題でなければ)左詰めになっていないので、歌詞とは関係ないコメントの可能性もありますね。普通に考えれば「暮れる〜」を削った分、とっておきの決めゼリフが入ってそうですが。
試写会時点での考察(※ネタバレ?)
先述の通り、ヴィレッジの試写会で『スワイプ』がお披露目されることはありませんでした。この段階で新たに入手していた情報は主に3つ。
①本編にamazarashiが絡んでくることはなかった
②amz歌詞を彷彿とさせるシーンはそこそこあった
③エンドロールに“特別協力”として何故か◬amazarashi(ブロック体ロゴ)がクレジットされていた
スマホでamazarashiを聴いてる場面くらいあるかな〜と思いきや、期待外れって程じゃないですがそういうシーンは見当たらなかったんですよね。
くっそ真剣に鑑賞していた僕でも見逃すレベルの小ネタが仕込まれていたならお手上げですが。
で、あくまで裏設定止まりだったか〜って気持ちを飲み込みつつ、ぼんやりエンドロールを眺めていたら「◬amazarashi」がいたんですよ。引退したはずのカクカクロゴで。ジャケ写では相変わらず筆記体ロゴに戻っていたのに統一されていないのは、読みやすさの配慮なのか単なるガバルドンなのか。
作中で何もなかったのになんでamazarashi!?と思い返してみると、確かに既存曲の歌詞を彷彿とさせる場面はいくつかあったなあと。
- 全体的な“絶望に差し込む一筋の光”感
- 絶望感引っ括めてそのまんまな『穴を掘っている』
- みらよるMV2番すぎる髭面
- 「青痣があったから」的なシーン
- 「燃えろ 燃えろ 全部燃えろ」と言わんばかりの放火
- 『エンディングテーマ』MVを思わせるアングル
- 上京で挫折して故郷に帰ってくるヒロイン
- 人と違う二人が揃う『鴉と白鳥』のような展開
などなど。
唯一、amazarashiと決定的に違うのは救いがなさすぎることくらいです。「青の帰り道」の比じゃなくて戦慄しました。
こういう諸々をオマージュしていいですかって許可取りがあったと仮定すれば、特別協力の真相としてギリ納得できるラインに達します。結果的に上記の例はたまたまかもしれませんが。
そんでスタッフ日記で「映画ヴィレッジにamazarashiファンの皆さんならあっと驚くような展開が〜」「良かったら観に行ってみてください」みたいなプチ宣伝があって終わるところまで想定していました。
最低限映画に触れることは確信していましたが、この段階ではこの説で妥協するのが最も合理的だったと思うんですよね。
で、蓋を開ければ仕様上やむを得ない匂わせだったと。
本編で何も無かった→つまりまだ何か隠してるんだなって発想が必要でした。主題歌に頼らずとも十二分に素晴らしい映画だったのもあって、そこで思考を止めてしまった節がありますね。
そこで気付けないのなら、700日のヴィレッジで次回予告があった時点で「暮れる陽を止めろ」ってamazarashiの歌詞なんじゃね!?というトンデモ理論を預言しておくしかなかったと。いや〜無理っす。
時系列的には、amz好き設定が盛り込まれる頃には「感想おなしゃす」のオファーが秋田さん側に届いているんですかね?
主題歌を設けない作品だったのは納得として、別枠を設けてでもamazarashiとコラボしようとする藤井監督の本気度には感謝を禁じ得ません。
おかげで“コラボレーションソング”という一歩引いたポジションとなった『スワイプ』は、音楽として映画本編よりも前向きな印象を受けます。
霞門村の出来事をあえて鳥瞰することで、ようやくカッコいいロックに昇華する余裕が出てきたというか。本編のテンションで言ったら『穴を掘っている』の右に出る曲は秋田さんにも書けないと思うので…。
そういえば、本予告でも最初に覗いていた穴の伏線はアナザーワールドにも続いているようで。
この“シィーシィー”という音は『スワイプ』の間奏にも使われているようですし、この伏線がMVのクライマックスまで繋がっちゃうって認識でいいんでしょうか。
amazarashiと横浜流星はファン層が異なるって話☝️
試写会には横浜さん目当てであろう若い女性が大勢来ていました。当日は座席のことを何も考えてなくて、入場開始ぴったりに到着したら長蛇の列でビビり散らかしたんですよね。
会場で先着順に発券していたみたいでもはや前の方しか空いてなかったんですけど、おかげで大迫力だったし並ばずに帰れたので良しとしました。
ただ、僕ですら感情の収拾がつかないままエンドロールに突入して困っちゃったんですけど、皆メンタルは大丈夫だったんでしょうか…。笑
それはそうと、横浜さんが撮影中に『ロストボーイズ』『鴉と白鳥』を聴いていたという話をキッカケに、彼のファン界隈でもamazarashiを聴いてみる人が一定数現れているみたいで。マジで事ある毎にamz愛をバラ撒いていく応援隊長にリスペクトの気持ちが溢れて仕方ありません。
そこから沼にハマる人がいるかは別として、暗いアニメとタイアップしてるだけじゃ一生辿り着けなかったであろう層に存在を広められているだけでとてつもない快挙だと思うんですよね。
基本的にamazarashiと相思相愛になるのは(ファン層も含め)似た者同士になることが多いはずなのに。やはりイケメンは世界を繋ぐのか…。(?)
まとめ
まさかamazarashiの逆転劇があるとは期待してなかったので、この記事は半分ボツにするつもりで書き始めていました。
横浜流星さんへの恩返しのつもりで出演作を追っかけ始めたのは去年からでしたが、この「ヴィレッジ」という映画は、2022年ぶっちぎりで心が震えた「流浪の月」に勝るとも劣らない渾身の一作だったと思います。
いかんせん「気軽に楽しめるオススメ映画!」とは言い難い重苦しい雰囲気の作品ですが、『スワイプ』を最大限理解するためにも是非ぜひ沢山の人に観てほしいです。
ちなみに仲良し3人組が初めて集った「青の帰り道」もまた、amzファンが一度も観ないのは勿体ない作品なんですよね。控えめに言ってびっくりするほどamazarashi接待映画なので。笑
生後2週間で投稿した香ばしい感想記事もありますが…沢山の人に読んでほしいかはまた別のお話。
あ、あとサマソニ参戦決定しました。人一倍暑がりですがamzT濡らして刮目してきます。