こんばんは、ダーレクです。
いよいよ大晦日。昨日のCDJはめっちゃ評判良かったみたいですね。秋田さんもサポメンの皆さんもスタッフさんも参戦したファンの方もお疲れ様でした。
今年一年をしみじみと振り返っていたところ、一つだけ思い出したのでのんびり書いていこうかと。またまた『たられば』についてですが、どんだけ内容濃いんだよこの曲。
dalek-amz.hatenablog.com
もしも僕が神様だったなら
もしも僕が神様だったなら 喜怒哀楽の怒と哀を無くす
喜と楽だけで笑って生きていて それはきっと贅沢なことじゃない
当初、僕はこの歌詞を誤解していたようです。
前半のフレーズは流石に見たまんまですが、後半は「喜と楽だけで笑って生きることはきっと贅沢だよね」という、真逆の解釈で受け取っていました。
と言うのも、初めてこのフレーズを聴いた時にパッと思い浮かんだのが『性善説』のような“ママ口調”で、それに倣って「あらヤダ!喜と楽だけで笑って生きるだなんてまあ!とっても贅沢なことじゃない!きっと素晴らしいに決まってるわ!」という風に変換されてしまいました。
「生きていて」と、先を濁したような語尾が変だとは感じていましたが、まあ歌なんだしそんなこともあるだろうと思っていたら実は普通の否定だったという。
それを教えてくれたのがMVに登場する英訳でした。
中学からずっと英語が「3」だった僕の分析
If only I were a God
I would get rid of our emotions like anger and sorrow
For everyone to be comfortable and happy and all live laughing
It wouldn't be such a luxury
どこかで見たことあるような見出しになりましたが、ざっくり直訳すると
もしも僕が神様だったなら
怒りや悲しみのような感情を取り除くのに
皆が心地よく、楽しく、ずっと笑って生きるために
それはそんなに贅沢なことじゃない
wouldn'tのおかげでluxuryが否定されているのは分かり易いのですが、逆に“それ”がどれを指しているのか分からなくなりました。
英語の場合、理由に当たる3行目は削除しても差し支えないポジションだと思うので、“怒りや悲しみのような感情を取り除く”ことを贅沢じゃないと言っている気がします。
でも原文の“それ”って「喜と楽だけで笑って生きていて」という“願い”が贅沢じゃないと言っていますよね。元々勘違いしていた身なので確証は持てませんが。
まあどちらにせよ僕が揚げ足取りってだけでしょう。“喜怒哀楽”に当たる言葉が無いので意訳する過程でちょっと表現が変わってしまうのは仕方ありませんね。
『空っぽの空に潰される』の漢字の件なんかも海外のファンに伝わっているのか気になるところです。
立ちはだかる甲本ヒロト
甲本ヒロトさんと言えば、THE BLUE HEARTSのボーカルを務めていたあの人、で伝わるでしょうか。
秋田さんも彼の作詞した「リンダリンダ」の一節をライブにて『ドブネズミ』の間奏で引用するなど、リスペクトしている人物の一人です。
ちなみに彼の後身バンドであるザ・クロマニヨンズの最新シングル「生きる」が、もはやお馴染み菅田将暉さん主演のドラマの主題歌に決まったらしいですね。
話を戻すと、彼にはこんな名言があるようです。
もし、憎しみや苦しみのない世界からお前来ないか?って言われたら俺は行かないって言うわ。
神様ひろむ「お前来ないか?」
甲本ヒロト「行かない」
締めの言葉
あんまりプライベートは垂れ流してなかったと思いますが、今年は僕の短い人生の中で最も激動だった一年でした。
喜怒哀楽のフルコースと自称するほど色んなことがあって、現実も垣間見えたし、人生って楽しいなあとも思えました。
少なくとも自殺願望は無いのでまだまだ色々やれそうです。
今年最後に刺さった歌はブルーハーツの「夢」でした。
それでは皆様、良いお年を( ˇωˇ )