雨曝しな気持ちは言葉にするべきだ

雨曝しな気持ちは言葉にするべきだ

amazarashi大好き系ブログ

「新言語秩序」って伝説のライブだったっけ…??

こんばんは、ダーレクです。


今まで数々の賛否両論なMVを作り上げてきた本山敬一氏のamazarashi武道館ライブに関するインタビュー記事が公式にも取り上げられましたね。

www.cinra.net


僕が彼をどう思っているかは一旦置いといて、今日は記事内の彼の証言が全て真実だという前提で話を進めていきます。


あのライブについてとやかく言うのは映像化を機にやめにするつもりだったのですが、新たな燃料がくべられた僕は再び燃え出してしまいました。


dalek-amz.hatenablog.com


というわけで何度噛んでも同じ味なのは分かっているのですが、そもそも込み上げた感情を吐き出すために作ったブログなので失礼します。



秋田さん「そうではない」←は?


いやあんたが元凶かーい!!


2016年の「虚無病」が小説でグダって、2017年の「理論武装解除」はシンプルイズベストで好評だったのになんでですか。


僕はてっきり事務所やレーベルから「武道館やらしてあげるから何か話題性作っておいで」って指令を受けた苦肉の策として捻り出した二番煎じだと思ってましたよ。

だって事前に公表された通りの小説をただただ読み進めるあの時間って誰も得しなかったじゃないですか。たまたま第四章・真が例外ってだけで。

やるならやるで何故あのお昼寝タイムを改善しなかったのでしょうか。そんなら逆に小説を事前に一切公開しない方が当日楽しめたのに。


「言葉ゾンビとして一緒に抵抗運動をしよう」とか意味不明で死ぬほどどうでもよかったのに、武道館とハッピーセットだからアプリで小説やら検閲済みやら検閲解除やらの予習も強制参加だし。

いっぱい客に手間かけさせた甲斐あってライブに入り込ませることができたな~とか本気で思ってんの?

スマホの時計や小説によって進行度が読めるせいで「あとどれくらいでライブが終わるか」に意識が向いて没入できたもんじゃないですし。

ついでにスタンド席の固さが地味にキツくて途中から手すりに寄っかかって「真ん中の席の人達すげぇな」って思いながら耐えてたし。まあこれはamazarashi関係ないですが。


とまあそんな感じの尽きない愚痴を生む羽目になった原因はあの秋田さんってことでおけ?


悲しいですね。


斜め上に気合いを入れて沢山ずっこけて、全部が終わったら「ふーやりきったー」とか勝手に達成感に浸ってるんですか?


そんな姿を空想するだけで溜め息が出ます。僕の考えすぎでありますように。



そりゃあ集大成を期待してたに決まってるじゃないですか


武道館公演が発表されたメメント・モリツアー豊洲PIT、行く予定だったけど結局行けなかったんですよ。

あのツアー自他ともにめっちゃ評判良かったじゃないですか。そりゃあさぞかし大団円だったのでしょう。いいなぁ。


だからこそ武道館だけは絶対に参戦してやるって意気込んでたんですよ。このツアーをも超える最高のamazarashiライブを観れると信じてたのに。のにさぁ…。


なんとかかんとか実験空間だったり嫌な予感のする小説だったり検閲済み(笑)だったり、

情報解禁されればされるほど期待が薄れていった当時を思い出しました。とはいえ前日の僕は楽しそう。


からのライブ直後に吐き散らかした感想がこちら。



期待値逸脱(期待外れ)


独白のカタルシスよりも諸々のデメリットが足を引っ張ってマイナスの印象で幕を閉じたんですよね、僕の中では。


だからライブを振り返った時に、良く言おうとしても「独白は良かった」だし、

悪く言うならば「クソだった」とすら言えます。それこそ心の底から言ってやりましょうか?


そして、どんなにオブラートに包もうとも「半年間期待してたライブがこれかー」だけはどうしても拭えません。僕がamazarashiファンになって初めての失望でした。


いや、どちらかと言えば絶望でしたね。


ライブ帰りに親から感想聞かれた時に思わず出た言葉が「微妙だった」でしたもん。“武道館=凄い”というのは僕にとって自己暗示でしかありません。


理論武装解除は思いつく限り完璧だっただけに、よくもまあここまで逆を往けるなあとすら思います。


果たしてこれは伝説と呼ぶに値するでしょうか。それともジガルデって呼びます?


客観的に見れば理論武装解除の方がよっぽど逸脱してたし伝説だし大成功でしたが、それが逆に秋田さんを苦しめていた可能性もあるかもしれないですね(フォロー)。


秋田さんは私小説には定評があるんですし、自分の才能くらいちゃんと使いこなしてほしいものです。



『独白』って結局なんなの?


あの小説からのネタバラシには思わず鳥肌が立ちましたが、実多って結局何が言いたいんですか?


いや、大筋が「言葉を取り戻せ」なのはもちろん理解していますが、ぶっちゃけ僕は歌詞の4割程度は未だに理解していない気がします。


全体的に主張がゴチャゴチャしてるのは『それを言葉という』のAメロと似ていますが、あっちはそれぞれが簡潔な表現で分かり易いですからね。


取り上げるとしたらサビ~2番前半にかけてでしょうか。

流れていった涙や後悔の時間に 今更しがみつくほどの未練は持ち合わせず
過去の痛みが全て報われたわけじゃない 私の痛みは君の失望にこそ芽吹く
この物語はフィクションであり、実在する事件、団体、人物との
いかなる類似も必然の一致だ だが現実の方がよっぽど無慈悲だ

ひぐらしの声 夕涼み 花占いはフルスモークのハイエースに連れ去られた
精霊は事件性にも宿るか 底なし沼の水面にたかる虻達の祈りか 被虐者の呪いか
愛されなかった分や 報われなかった分や 人それぞれの身体に空いた無数の穴ぼこ
埋め合わせる為に犠牲になった何かが 差し詰め生涯悔やむことになる、むごたらしい致命傷
通り魔や殉教者や死にたがりの志願者 結局のところ誰もが未来の加害者
「まさかあの子が」と口走る前に顧みる 私の過去の痛みはあの子の為にこそ使う


Tシャツに起用されたフレーズ「私の痛みは君の失望にこそ芽吹く」を筆頭に、

ちょいちょい、というか全体的にどういう意図で書かれた歌詞なのかよく分かっていません。


小説にそういう実多の背景が書かれていたのか、単純に僕の読解力が無いのか…。


まあなんか久しぶりに自由に言いたいこと言ったから言葉にするのが難しい気持ちもたくさん抱えていたのでしょうね、ってことにしてます。


ちなみに『独白(検閲済み)』の存在意義についてブチ切れてた時期もあったのですが、それはもう放射性廃棄物ってことで時効でいいです。地下深くに埋めとくなりします。

独白(検閲済み)

独白(検閲済み)

  • amazarashi
  • ロック
  • ¥255



やっと言いたいこと全部言えた気がする


今まで新言語秩序について感想を書く時は多少なりとも猫を被っていた自覚があるのですが(被ってもボロクソ)、

今回、関係者が浮かれているのを見て、心の奥底に封じ込めていた「は?」がとうとう飛び出してしまいました。奇遇にも実多みたいですね。


そんなわけで皆さんを不快にさせる表現などがあったら申し訳ないですが、僕個人としては正直に書き殴れて今とても清々しい気分です。ようやくこの鬱憤とも決別できそうな。


やっぱ別れの時には「ありがとう」なり「バカ野郎」なり「好きでした」なり、

言いたいことは言っておくべきなのでしょうね。やらない後悔よりやる後悔ってやつです。


そういう意味では“参戦したことで得た失望”と“映像化だけ見て当時を羨む”のでは、前者の方が悔やまれるとしてもやはりマシなのでしょうか。


嫌な気持ちになるのが正解ってのはどうも寂しいですが、お陰で今後のライブには期待し過ぎず自分の都合と相談できそうです。amazarashiさんにまた一つ学ばせていただきました!


みたいなことばっか書いたのでまるで僕がamazarashiを嫌っている、または嫌いになったように見えるかも知れませんが、そんなことよりさっさと書き終えて早く『それを言葉という』聴きたいんでこの辺でさよなら。


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